【区間予想】第54回全日本大学駅伝 (2022年) 東洋大学【6区】

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この記事では、

2022年の全日本大学駅伝に向けた、東洋大学の 区間予想 をしていきます。

今回は6区をメインに考えていきます。

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★予想オーダー

『プランA』を基本線に、『プランB』では石田選手を後半に回す場合を想定してみました。『特殊プラン』は、A-Bで挙げたいずれの選手も走れない場合を想定したプランとなります。



6区 (12.8km)

本命:緒方①
— 2018鈴木①、2019前田①パターン

選手ページ
緒方選手は、デビュー戦 + 1年生 の起用が多い6区で考えてみました。

2018 鈴木① 区間5位  38分09秒
2019 前田① 区間9位  38分35秒
2020 腰塚③ 区間5位  37分49秒
2021 菅野② 区間13位 39分31秒

コース変更後の4年間、これまで4年とも全て大学駅伝デビュー戦の選手が走っています。

同じ1年生のデビュー組であれば、西村選手のほうが年間通して練習ができていそうですが、先日10/22の平国大記録会で緒方選手は28分40秒狙いの集団でペースメーカーだったのに対し、西村選手は29分10秒あたりを目標としていそうな集団の先頭で走っていました。

なのでチームとしては緒方選手のほうを早くデビューさせる意向で、西村選手は次の箱根駅伝16名のメンバー争いとして自己ベストを狙いにいったのかなと、個人的にはそういう印象を受けました。

目標タイム:37分50秒〜38分10秒
目標区間順位:4〜6位
5km目安:14:30〜14:40
10km目安:29:3529:50


この6区あたりに、層の厚い大学は準エース級を残していますので、なかなか区間上位に食い込むのが難しい区間ではあります。

10000mの自己ベストでいえば 28分36秒 の学内2位の記録を持っていますが、大学に入ってからはまだそこまでの調子にはなっていない感じがしています。そのため、目標タイムに少し幅を持たせてみました。

二年前の腰塚選手が区間5位で走った時の 37分49秒 が現行コースでの東洋大学記録となっています。その時ぐらいで走れれば上出来ですし、それでいて、やはり持ちタイムからすればもう20秒は上に行けそうなイメージもあります。

対抗:柏④
— 2011憲二④、2012市川④、2013日下④、2014今井④パターン

選手ページ
プランBでは石田選手を7区に置く関係で、柏選手を一つ前倒しで6区に起用することを考えました。

出雲駅伝で最長の6区を任されたり、北海道マラソンで2位になったりしたことなどから、今でこそスタミナ型のイメージがある柏選手ですが、元々はトラックの10000mでの活躍から台頭してきた選手です。

3年時5月の関東インカレ10000mで 28分49秒 をマークして28分台に突入すると、同年9月の日本インカレ10000mでも 28分58秒 で二度目の28分台。12〜13kmの区間でもしっかりと脅威になれるだけのスピードを兼ね備えていると思っています。

この区間で安定した走りができると、箱根駅伝の8区・9区・10区あたりを任せられそうです。

目標タイム:37分40秒
目標区間順位:4位
5km目安:14:30
10km目安:
29:30

走りのスタイル的に、実際には5キロ通過はもう少し安全運転するかもしれませんが、10キロでだいたいこれくらいの通過になれば上出来だと思います。

最上級生の力ということですごく覚えている駅伝がありまして、2019年の全日本大学駅伝6区。1位東海大学・2位東洋大学という状況の時に、こちらの東洋大学は初出場の1年生だったのに対し、向こうは4年生の郡司選手を後半6区まで残せていたんですよね。
(東海大・郡司選手→ 箱根駅伝10区で優勝のゴールテープを切った選手。前年の同コース=全日本6区経験者でもありました)

結局、東洋大学はその6区で大きく離されてしまいました。その時の郡司選手で 37分26秒 の区間賞・区間新でした。12.8kmと結構距離も長くなってくるので、そこにこの全日本にかけてきている感じの最上級生がいるチームはさすが強いなという印象が強烈に残っています。

大穴:村上③小林②西村①
— 2020腰塚③、2021菅野②パターン

選手ページ
村上選手は東洋大学の中でも、いつ大学駅伝デビューしてもおかしくない選手の一人だと思います。1年時の新潟ハーフでは、出場人数の割りにコース幅が狭く、滑りやすそうな公園内のタイル路面の影響も合わせてスピードが出づらそうだなと思っていたところを、チームトップの 65分30秒 で競技場に帰ってきました。昨年11月の世田谷246ハーフで63分33秒、今年3月の立川ハーフでも63分51秒 と、最近では連続で安定して63分台をマークしています。

彼の場合は距離の長い7区・8区を任せることも考えましたが、もし出走なら大学駅伝デビュー戦となるので、いきなりのエース区間は荷が重いかなと思いました。しかし、ロング区間が一瞬頭をよぎるくらいロードの安定感を持っているということでもあります。

選手ページ
小林選手は今年かなり伸びてきた印象で、ぜひ大学駅伝で見てみたい選手です。秋の記録会で 13分55秒 と結果を残した流れで、しっかり全日本大学駅伝のエントリーを掴んできたあたり、どこか3年時の腰塚選手のイメージと重なります。

また、彼は前述した4年生・柏選手の豊川高校の後輩なんですよね。
6区小林→7区柏
4区柏→5区小林
5区柏→6区小林
など、先輩後輩でタスキリレーする形にしても面白そうだと思っています。

選手ページ
西村選手も、そろそろ大学駅伝デビューしてもおかしくない選手だと思っています。出雲でも補員メンバーの8人までにはしっかり入っていますし、YouTube動画でも練習に食らいついていっている姿を見るに、監督・コーチらも調子次第でどこかでは起用したいと思ってくれているんじゃないのかなと。

また、今回はエントリー外ながら同じ1年生の網本選手がここにきて評価を上げてきていて、負けていられないというところで、もし出番があればしっかりアピールできたらなと思います。1年生の学年は彼らを中心にこれから切磋琢磨していってほしいです。

目標タイム:38分30秒
目標区間順位:10位以内
5km目安:14:45
10km目安:
30:00

前田選手1年時のタイムが 38分35秒 で、当時よりシューズが進化していることを考えると、まずはこのタイムを上回ることが最低条件かと思います。

この3選手を起用する場合は、箱根駅伝や来年度を見据えた育成の6区の意味合いもあるかと思うので、まずは何よりも、物おじせず大舞台を経験して今後の成長のきっかけにしてほしいなと思います。

記念すべき大学駅伝デビュー戦


さて次回は、いよいよエース区間7区の選手と目標タイムについて考えていきます!

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