この記事では、
2022年の全日本大学駅伝に向けた、東洋大学の暫定エントリー16名の分析をしていきます。
今回は、2年生についてまとめました。
(こちらの記事は以前投稿した全日本エントリー16名分析の分割版となります)
1年生編→ こちら
2年生編→ こちら
3年生編→ こちら
4年生編→ こちら
全学年版→ こちら
2年生(5名)
石田選手②(出雲3区)
「チームとしても個人としても惨敗だった」と本人が振り返る出雲駅伝でした。
卒業生の弾馬選手が下級生から上級生になっていく時もそうでしたが、きっかけさえ掴めれば駒澤・田澤選手や順天堂・三浦選手のような『ゲームチェンジャー』になれるポテンシャルは本来持っているはず。
次の全日本では、ぜひ前半区間で他校のエースと直接対決できるレース展開での成長を期待しています。
[スポトウ]学生三大駅伝初戦の出雲駅伝 序盤から流れを掴めず悔しい結果に
↑出雲駅伝後の監督・選手インタビューが出ています。
梅崎選手② (出雲エントリー)
5月の関東インカレ・ハーフマラソン準優勝の時に出した62分41秒 というタイムは、10000m換算でだいたい 28分44秒(ダニエル式で28分29秒 + 15秒をよく目安にしています)に相当すると思っています。
実はもう準エース級の力はありそうなんですよね。
早稲田競技会DNS→出雲駅伝補員外というのが少し心配ですが、走れる状態ならば将来のエース候補として、7区(17.6km)あるいはアンカー8区(19.7km)のロング区間を任せたいところです。
箱根2区から逆算してこのどちらかのロング区間を経験しておいてほしいです。
というのも、本来のエースである3年生・松山和希選手が、出雲→全日本と連続でエントリーから漏れてしまったんですよね。
こうなってくると、箱根駅伝までに松山選手が戻ってこられるとしても、復帰していきなりの花の2区というのはさすがにちょっと黄色信号かなということで、他に箱根2区を走れる選手を準備する必要があると思います。
順当に考えれば前田選手かなとも思うのですが、4年生なのでせっかく走っても来年には卒業してしまう。下級生の頃から2区を走っていて集大成の年というわけでない限りは、やはり花の2区の経験というのは、なるべく来年以降のチームにも残したい。となると、任せるとしたら2年生の梅崎選手のほうが良いのかなと思っています。(松山選手が卒業した後の2区も任せられる)
(2016年度のチームで、勇馬選手が卒業した後の2区候補に4年生弾馬選手、4年生櫻岡選手などの候補がいましたが、全日本で8区を経験していた2年生の修二選手が任される形になりました。まぁこれに関しては色々あったようですが……)
甲木選手②(出雲2区)
スポトウでのコメントでは沿道の観客についても触れられていて、二年目でようやく掴んだ大学三大駅伝デビュー、本当によかったなと思います。
[スポトウ]学生三大駅伝初戦の出雲駅伝 序盤から流れを掴めず悔しい結果に
↑出雲駅伝後の監督・選手インタビューが出ています。
メンバーの中で唯一10000mの出走経験がなく、今年は出雲の距離までということも考えられましたが、しっかりと全日本のエントリーにも入ってきました。
練習ではすでに10km区間にも対応できているということなのでしょうか。
小林選手② (全日本から合流)
1年生終盤、今年3月の立川ハーフで 64分17秒 で帰ってきたのを見て、「おっ!来年は箱根の16人も面白いぞ」と思いましたが、今年のうちにもう全日本エントリーに入ってきましたね。
5000mのスピードもグングン進化中で、今年5月に14分10秒の自己ベスト、9月には13分55秒でついに13分台に突入しました。
今やすでに出雲駅伝のエントリー10人発表の時点で、「あれ、ここに小林君は入ってこないのか……」と思ったくらいでした。
MDC東京1500mの時は、なんか靴が脱げちゃったみたいですね。選手からしたら走り切るのは大事なんでしょうけど、見ている側からするとホント怪我とかなくてよかった😌💦
吉田選手②(出雲6区)
出雲駅伝レース直後の振り返り記事 で単独走が上手くできたのかなと書きましたが、本人的には単独走に苦戦したとのコメントで意外でした。
ターゲットが見えない中で走る難しさはもちろんあると思いますが、男鹿駅伝〜出雲駅伝とアンカーを務めたこともあって、淡々と走りたいタイプを想像していました。
もしかすると、今度はもう少しガヤガヤとした前寄りの区間で起用してみるのも面白いかもしれないですね。
(実際、男鹿駅伝は上位4チームの混戦を抜け出して優勝のゴールテープを切ったようですし)
出雲駅伝を経験できたことで、次の全日本に向けての準備も具体的になっていそうですし、本当に戦力が一枚増えたなという感じですよね。楽しみです。
次回は、3年生についてまとめます。
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