【区間予想】第54回全日本大学駅伝 (2022年) 東洋大学【1区】

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この記事では、

2022年の全日本大学駅伝に向けた、東洋大学の 区間予想 をしていきます。

今回は1区をメインに考えていきます。

他の区間はこちら↓
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★予想オーダー

なんかこう書くとスマホの契約プランみたいですが・・・



『プランA』を基本線に、『プランB』では石田選手を後半に回す場合を想定してみました。

『特殊プラン』は、A-Bで挙げたいずれの選手も走れない場合を想定したプランとなります。

1区 (9.5km)

本命:九嶋③
— 2021佐藤②パターン

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10/22の平国大記録会10000mで28分45秒の自己ベストをマークした九嶋選手を本命としてみました。出雲ではエントリー外でしたがここにきて復調してきましたね。

本番二週前に10000mのレースを本域で走るということは、逆にいうとロング区間の準備はしていなさそうで、28:45を出した走りに近い感覚でそのまま走れそうな9.5kmの1区としました。

これまで1区のイメージは正直全然ありませんが、出雲4区や全日本3区で好走しているのを見るに、全日本1区のアップダウンも問題なく走れそうだなと見ています。もし走ってみて意外に合っていそうということになれば、今年度は箱根駅伝の1区も視野に入れていいかもしれません。

対抗:緒方①
— 2019渡邉④パターン

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緒方選手も、九嶋選手と同じく10/22の平国大記録会10000mを走りましたが、こちらは8000mまでのペースメーカーとしてでした。

終始引っ張っていたのは石田選手でしたが、最後に8000m手前でペースアップして一度先頭に出てからコースを外れていきました。なんだかその動きが、1区を想定した動きのようにも見えたんですよね……😎

過去には、2019年の渡邉奏太選手が全日本の直前に5000mのペースメーカーを担当して、当日1区起用だったことがありました。

大穴:清野④佐藤③

九嶋選手・緒方選手以外ということならば、いっそガッツリ箱根駅伝1区を見据えてしまって、清野選手佐藤選手あたりを推したいと思います。

というのも、今年はこれまで1区を担ってきた児玉選手から「他の区間にも挑戦してみたい」というようなコメントが出てきているんですよね。そういう話がなくても、万が一に備えてスターターができる選手は複数人用意しておきたいところです。

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清野選手の1区は意外かもしれませんが、逆コースの箱根10区を二度走っていてコースはよくわかっていると思います。そうなると、逆算して全日本1区を経験しておくのもいいのかなと。

ちなみに今は分かりませんが、下級生の頃は『前も後ろもいない』展開が苦手だとも言っています。

逆に、ハーフ初挑戦となった1年時の上尾ハーフでは、途中どこからともなく上位集団に現れて63分48秒 を叩き出したり、
(当時、中間点あたりで現地観戦していましたが、同じようなタイムで走った町選手がいたグループからはだいぶ離れていたはずなのです😅)

最近では今年8月の北海道マラソンで集団の後ろで目立たずにレースを進めていたりと、ヨーイドンでスタートしてついていくというのはどうやら得意そうです。

今年の箱根10区でも20km以上走ってきてなお2分45秒のスパートが繰り出せるキレを持っていますので、実は前々から1区面白いんじゃないかなと思っているのですが、どうでしょうか。



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そして前回の全日本1区を走っている佐藤選手は、去年のスタート前〜レースの雰囲気もわかっているでしょうし、今年も引き続き候補にはなると思います。

全日本大学駅伝1区(9.5km)のコース前面展望。アップダウンが非常に多いことがわかる。

★目標タイム

目標タイム:27分20秒
目標区間順位:8位以内
5km目安:14:20
10km目安:28:45

全日本大学駅伝の1区は9.5kmと全コースの中で最短となっています。ですが途中、自動車道路を上がったり降りたりする陸橋のアップダウンが複数ありますので、意外とテクニカルなコースとなっています。

この区間では、とりあえず庄内新川橋に入る前(8km)ぐらいまでは大体の関東のチームはどこもついてきていますので、実質残り1.5kmのスパートで区間順位が決まります。ランナー間のタイム差がかなり詰まっていますので区間順位はさほど気にしなくても大丈夫で、それよりも先頭からのタイム差が重要になってきます。

雑にいってしまえば、先頭から離された区間10位よりも、先頭からさほど離れていない区間15位のほうが貢献度はだいぶ高いです。

つまりこの1区に関しては、『目標区間順位』というのがあまり意味をなさないのですが、強いて設定するなら、やはり常にシード権内ではレースを進めたいということで『1区8位以内』をとりあえず目標としました。

★目標タイム設定について

今回の区間予想では、新しい試みとして、区間ごとの目標タイムも考えてみました。

もちろん、年によって気温・湿度・風量・風向が違いますし、チームの作戦によってもその区間のタイムというのは変わってきますが、優勝を狙うにはどの程度のタイムが必要なのかを意識できるような書き方を目指して実験的にやっていきたいと思います。

目標は高く、昨年優勝の駒澤大学の総合タイム5時間12分58秒を基準にしています。他の年を見ても大体5時間13分が優勝ラインとなっています。

しかし計算してみるとわかるのですが、実はこれはべらぼうに速いタイムというわけではないのです。(もちろん一般人が走れと言われて走れるようなタイムではありませんが……)

ダントツの区間賞を獲らなくても、異次元の区間新記録を出さなくても、全員がある程度の区間順位で大きなミスなく繋いでいった想定で足し算していくと、この5時間13分に近いタイムにはなる。

……ではなぜ優勝するのが難しいかというと、その『ミスなく繋ぐ』というのがとてつもなく難しいからなのです。

優勝した駒澤大学ですら、2区10位・3区12位と区間二桁が二区間もあり、3区終了時ではまさかの11位でした。

しかし駒澤は、諦めず確実に1チームずつ拾っていくことで、11位→9位→9位→4位と着実に順位を上げていき、7区田澤選手がトドメの区間賞でしっかりとトップに立っているのです。

全日本大学駅伝は2018年度からのコース変更で、1区から後半に向けて徐々に長くなっていくコースレイアウトとなりました。旧コースでは1・2・4・8区に主力を置けばとりあえず形になりましたが、新コースではチームによって重視する区間がバラバラとなっていて、それが要因となって激しい順位変動を生んでいます。

駒澤大学も、3区時点の『11位』という数字でパニックになってしまっていたら、優勝は無かったでしょう。

見た目の順位に追い込まれすぎないということが大事だと思います。

東洋大学も、たとえまた今回の出雲駅伝のようなケースに陥ったとしても、落ち着いて1つずつ順位を上げていく走りに期待したいですし、一度ああいうレースを経験していることで、全日本にも活きてくるはずです。

ファンである自分も、次の全日本大学駅伝では見た目の順位に振り回されることなく、『大丈夫だぞー!まだまだわからないぞー!』という気持ちを送り続け、応援していきたいと思います!



次回はこちら2区の選手と目標タイムについて考えていきます。

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