この記事では、
2022年の全日本大学駅伝に向けた、東洋大学の暫定エントリー16名の分析をしていきます。
今回は、3年生についてまとめました。
(こちらの記事は以前投稿した全日本エントリー16名分析の分割版となります)
1年生編→ こちら
2年生編→ こちら
3年生編→ こちら
4年生編→ こちら
全学年版→ こちら
3年生(4名)
奥山選手③ (出雲駅伝・補員)
出雲直前の記録会で二戦連続で学内2位になるなど好調を維持している印象だったので、出雲を走らず補員だったのはかなり意外でした。
高校時代に1500mで活躍していたこともあり、やはりラストスパートのキレが魅力だと思います。
例えば1区で中継所手前の混戦までついていければ面白そうだと見ていますが、全日本の距離においてはどの区間でもラストスパートは重要になってくるようです。
酒井監督は優勝した2015年の全日本の際、ラストスパートが利く選手を重視して起用したというようなコメントをしていました。
(寺内や山本采矢など優勝メンバーと同じくらいの力を持っている選手が他にもいたが、中継所の手前で青山学院さんの少しでも前に出ることが重要だと思ったので、というような話の流れだったと思います)
出雲は出場できず残念でしたが、距離の伸びる全日本でも、スパートを武器に8人に入るチャンスはまだまだあると思っています。
九嶋選手③ (全日本から合流)
良かった。全日本には帰ってきてくれました。
昨シーズンは、逆風の出雲4区で区間2位、続く全日本3区は留学生ランナー二人が走る非常にハイペースとなった中で区間8位で耐えるなど良い働きをしてくれていました。
それだけに、今年の出雲は九嶋選手の不在が非常に痛手でしたね。
今の状態は正直なところわかりませんが、出場できるとすれば全日本は出雲の時よりも格段に厚みのある布陣でのぞめます。
2022/10/25追記→10/22平国大記録会10000mにて、29分05秒 → 28分45秒 で見事自己ベスト更新でした!状態は良さそうです。
佐藤選手③(出雲4区)
前回の振り返り記事 で一番感想が気になっていて、スポトウでのコメント待ちとしていた佐藤選手ですが、
「8位より前が見えていなかったので少しでも上げようと思っていたが、空回りしてしまった」
とのことでした。
[スポトウ]学生三大駅伝初戦の出雲駅伝 序盤から流れを掴めず悔しい結果に
↑出雲駅伝後の監督・選手インタビューが出ています
調子云々というよりは、展開・気候からくる苦戦だったようで、それならば今回は流れに乗れさえすれば大丈夫かなと捉えています。
またこの選手も、久しぶりとなった有観客について触れていました。
特に今の三年生以下は、駅伝での無観客もそうですし、本来ならもっと多くのロードレースが開催されて下級生からもっと多くの舞台が経験できて、記録も狙えた世代なんですよね。
これから駅伝にたくさんの声援が戻ってくるような世の中に早くなって、そこを走る経験を味わってほしいな思います。
村上選手③ (全日本から合流)
今回出走となれば、大学駅伝デビュー戦となります。
全日本大学駅伝、箱根駅伝と下級生の頃からエントリーしているので、そろそろ出番があってもよさそうですが。
この選手は3年生にして42.195kmの北海道マラソンに出られたというのがスゴいですよね。
(これは大学陸上界全体で見てもかなり珍しいと思います!)
次回は、いよいよ 4年生 についてまとめます。
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