【8区・柏優吾選手】東洋大学・ふり返り – 第54回全日本大学駅伝 (2022年)

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ごきげんよう、鉄紺忍者です。

全日本大学駅伝2022の『ふり返りシリーズ』
今回は、全日本8区・柏優吾選手についてです。

また、現時点での箱根駅伝の構想についても考えていきます。

8区 (19.7k) 柏優吾④
予想タイム:59分15秒(2935-4430)
実際タイム:58分28秒2927-4428区間7位


▼振り返り
8位でスタートし、8位でフィニッシュ。前にいた早稲田大・中央大には惜しくも届きませんでしたが、安定した走りで後ろのチームを追いつかせず、8位以内に与えられるシード権をしっかりと獲得しました!最後6位のチームも見えていたのは、箱根駅伝へ向けて上昇していける好材料かと思います。

予想では最初58分45秒くらいと考えていて、実際15キロまでのペースはほぼ予想どおりでした。最後の登りは、宮下選手よりもう30秒くらい見ておいたほうがいいかなという計算で、ブログには59分15秒と予想を出しました。しかし、それは見事に覆されました。むしろ終盤の登りのペースが非常に良かったみたいなんです。

渡会橋(わたらいばし)11.8kmの定点を、当時エースになりつつあった絶好調の宮下選手3年時と全く同じ34分42秒で入り、なんとフィニッシュタイムも全く同じ58分28秒でした。ということは、現箱根5区区間記録保持者である宮下選手と同じようなペースで終盤の登り坂を走れたということになります。これは相当力がついているなと感じました。


▼箱根に向けて
プランA:箱根9区
プランB:箱根
4区
プランC:箱根
5区

続いて、箱根駅伝に向けて現時点での起用プランを考察していきます。プランA>B>Cの順で可能性が高いと考えています。

プランA:箱根9区
プランAは、本人が希望している9区で考えてみました。タイプ的にも淡々と走る感じが向いていると思います。

前回の箱根駅伝では9区にエントリーされていたものの、当日変更となりました。9区前田選手の付き添いで戸塚中継所にいたようですし(前田選手の腕に『パワー』を注入していましたよね💪😆)、9区スタート前の雰囲気も経験済みだと思います。

全日本8区アンカーという重要な区間を経験していますので、たとえば箱根8区とかだと、やっぱりちょっともったいないんですよね。

北海道マラソンで2位に入ることができたスタミナを考えると、やはり基本的には23キロのロング区間を任せたいところです。

プランB:箱根4区
他に向いていると思うのは、4区です。

4区は20.9キロと、箱根駅伝の中ではそこまで長くないのですが、最初に東海道松並木までの登りがあり、その後もアップダウンが多くなかなかペースに乗っていくのが難しいコースです。21キロトータルで計算して走れそうな柏選手には合ってると思います。例えば前半の10キロを、今回の全日本と同じような29分27秒くらいで入り、62分前半~61分台・区間上位を狙ってほしいなと思います。

9区と同じような時間帯で気温が上がってきますし、特に4区は18キロあたりまで海岸沿いの暖かい空気の中を走ることになるのですが、夏のマラソンで結果を出していることからも暑さには強そうだと見ています。

このコースは、終盤に上り坂がある点など、全日本8区と共通点が多いです。実際、過去に吉川選手や相澤選手など、全日本8区を走った選手がそのまま起用されているケースも少なくありません。今回の全日本で登りのタイムが良かったことなど、4区柏選手のポジティブ要素は挙げればキリがないほど実はあります。


プランC:箱根5区
最後に、箱根5区も候補に挙げておきます。

前述のとおり、全日本8区の上り坂を宮下選手と同じようなペースで走ることができ、登りの強さが証明されましたので、箱根5区も走れると考えました。もちろん箱根山中のほうが傾斜はキツいですし、距離も長いですが、候補にはなるはずです。

しかも先日11/27の小江戸川越ハーフを欠場していて、もしかして山篭りしている?とも考えたのでした。

しかし、プランA・Bに挙げなかったのはそれなりに理由もあります。今回柏選手はMGC出場権を獲得していて、おそらく2023年9月頃に開催されるであろうパリ五輪マラソン代表決定戦に挑むことになる、つまり他の学生とちょっと状況が違って、卒業後すぐに実戦が控えているのです。

そうなると、箱根5区はトレーニング方法も、本番のコース自体も特殊ですので、果たしてここを走るのが柏選手にとってプラスになるのかは疑問が残ります。

箱根駅伝前にMGCの権利を持っているということ自体、初めてのシチュエーションですので、どんな起用方法になるのか、楽しみな部分も大きいです。


また、柏選手は箱根駅伝の経験がまだありませんので、最終学年でぜひ夢の舞台を経験し、これをステップアップにして卒業後コニカミノルタでマラソンランナーとして活躍していってほしいと思っています。



さて全日本大学駅伝2022の振り返りシリーズ、1区〜8区まで見てきましたが、お楽しみいただけたでしょうか。

来週12/10にはもう箱根駅伝のエントリー16名発表があります。

箱根駅伝までは残り1か月!
『闘争心をとき放て』のスローガンのもと、東洋大学が力を発揮できることを願って、これからも応援していきたいと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました!



各区間のふり返り記事はこちら↓

【1区・奥山輝選手】 27分33秒 ⑮

【2区・石田洸介選手】32分21秒 ⑨

【3区・児玉悠輔選手】34分33秒 ⑩

【4区・前田義弘選手】34分24秒 ⑥


【5区・九嶋恵舜選手】36分35秒 ⑤

【6区・村上太一選手】37分41秒 ⑤

【7区・梅崎蓮選手】 51分35秒 ⑦

【8区・柏優吾選手】 58分28秒 ⑦

【当日・リアルタイム速報】




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