【箱根駅伝2026】2区ラップタイム|エース激突 “花の2区” 攻略のカギは後半型!?

タイム解析 (全チーム)
この記事は約48分で読めます。

今年も、沿道映像や読者の方からの提供映像をもとに、
1km毎のラップタイムを算出しました。

これらは公式発表のものではなく、
複数年にわたるデータ・映像から検証した独自研究によるものです。
あくまで参考値としてご覧ください。

全21チーム選手のラップタイムを随時追加していきます。

①ヴィクター・キムタイ (城西大学4年) 65分09秒 ★区間新

【Perfect・後半型】
・2km以降、早稲田山口との並走でリズムキープ。
・勝負所は15km過ぎ、権太坂頂点からの下り。
・驚異的なブーストで先頭へ。
・勢いそのままラスト3.1km「戸塚の壁」に突入。
・21-22kmの下りで再び2’38″に。とにかく下りで稼いだ。
・65分09秒。あわや64分台という圧巻の区間新。
・箱根デビューとなった1年時3区、前半10kmの下り坂をかなり慎重に入っていたのが懐かしい。今回の後半型ラップは、キムタイの持ち味である爆発的加速を最大限発揮できるペース配分だった。

01km 02:48 ⑰ 2’48”
02km 05:40 ⑬ 2’52”
03km 08:35 ⑭ 2’55”
04km 11:24 ⑫ 2’49”
05km 14:09 ⑤ 2’45” +14’09”
【トップと23秒差の6位でタスキを受ける。

最初の1kmで、7秒後方から早稲田山口が追いついてくる。

5km地点で、3位集団の駒澤桑田・中央学院市川・東洋西村をゴッソリ抜き、早稲田山口と共に3位へ浮上。】

06km 16:58 ⑤ 2’49”
07km 19:43 ⑦ 2’45”
08km 22:35 ⑥ 2’52”
09km 25:28 ⑦ 2’53”
10km 28:17 ⑥ 2’49” +14’08”
【6km神奈川新町駅付近で、三番手を走っていたオープン参加の関東学生連合・駿河台古橋をとらえる。10km通過推定は28:17。前年の10km通過推定28:06よりも抑え、余裕を残した入り。これが終盤で見事にハマった。】

11km 31:07 ⑥ 2’50”
12km 33:56 ⑤ 2’49”
13km 36:50 ⑤ 2’54”
14km 39:41 ④ 2’51”
15km 42:42 ④ 3’01” +14’25”
【城西キムタイ・早稲田山口の二人は、順調なペースで保土ヶ谷駅を通過し、12kmの保土ヶ谷橋に到達。5秒前方には、2位の國學院上原の姿。13kmに入り、徐々に権太坂の上り坂が始まるというところでその差を詰め、2位グループを形成する。上り切った先の15km給水ポイントでは、2秒差をつけ始めた。】

16km 45:22 ③ 2’40”
17km 47:57 ① 2’35”
18km 50:46 ① 2’49”
19km 53:31 ① 2’45”
20km 56:17 ① 2’46” +13’35”

【並走中の早稲田・山口は7秒後方からスタートしている為、キムタイは常に7秒負けで推移していることになる。しかし、その均衡をキムタイが破る。15km過ぎ、権太坂の頂点を越えた下り坂で、ロケットブースター点火。16km2:40、17km2:35。

1号車の中継映像に、突如キムタイが “出現” する。実況の蛯原アナ、解説の渡辺康幸氏が騒然とした。黒いサングラス、城西レッドのユニフォーム。白いシューズとロングソックスが混ざって、思わず白のロングブーツに空見してしまう。

15km地点で32秒あったはずのトップ中央溜池との差は、この3キロ弱の下り坂だけでゼロに。そして18km過ぎ、一気に先頭に躍り出た。

ちなみにこの18km時点で、東京国際エティーリが前年に区間新(65:31)をマークした際の推定タイム50:46と並んだ。ここからは完全に、キムタイの独壇場。】

21km 59:16 ① 2’59”
22km 61:54 ① 2’38”
23km 64:51 ① 2’57”
23.1km 65:09 ① 0’18” +8’52”
【終盤、下り坂で築いたリードをさらに広げ、そのまま押し切ってしまった。城西大学初となる往路戸塚中継所トップ通過。3区の小林(2年)へとタスキが渡った。

65分09秒。区間新記録。課題としていた上り坂に対して、「下り坂でありえないほど稼ぐ」という力技回答を繰り出してみせた。】

② シャドラック キップケメイ (日本大学3年) 65分42秒 区間2位

【バランス型】
・三年連続の2区起用。三度目の挑戦でついに調子が噛み合った。
・途中、創価ムチーニとの並走でリズムキープ。
・5km間ラップが4位→4位→3位→3位→8位と驚異の安定感。

01km 02:44 ⑩ 2’44”
02km 05:36 ⑦ 2’52”
03km 08:27 ⑥ 2’51”
04km 11:19 ⑧ 2’52”
05km 14:05 ④ 2’46” +14’05”
【トップと1:40差の17位でタスキを受ける。東海花岡・大東棟方・青学飯田らの14位集団が、約20〜25秒前方でスタートしている。徐々に差を詰め、5km地点で背後についた。】

06km 16:54 ④ 2’49”
07km 19:39 ④ 2’45”
08km 22:32 ④ 2’53”
09km 25:22 ④ 2’50”
10km 28:12 ③ 2’50” +14’07”
【6km神奈川新町駅前では、一瞬14位集団の先頭に立つが、その後すぐにつき離す。

8km横浜駅前までに11秒置き去りにして、単独14位へ。

10km地点では、2秒前に13位の創価ムチーニ、さらに2秒前に12位の東洋西村が見える位置まで浮上した。】

11km 31:02 ③ 2’50”
12km 33:51 ③ 2’49”
13km 36:45 ③ 2’54”
14km 39:39 ③ 2’54”
15km 42:40 ③ 3’01” +14’28”
【11km過ぎ。TV中継では、創価ムチーニ・日大シャディの留学生二人が、東洋を今にも抜き去ろうかという姿が映し出される。これで二人は12位グループとなり、並走のまま権太坂の上り坂へと突入する。

以降、15km給水ポイントまで順位変動は無かったが、8位順天堂吉岡・9位東農前田のペースアップにやや離される格好となっていた10位神奈川宮本・日体田島が拾えそうな位置に。その差3秒まで迫る。】

16km 45:29 ③ 2’49”
17km 48:11 ② 2’42”
18km 51:01 ② 2’50”
19km 53:43 ② 2’42”
20km 56:33 ② 2’50” +13’53”
【権太坂の頂点を越え、コースは下り基調へ。加速を利用して、創価ムチーニとともに、まずは9位の東農前田を吸収する。この5キロ間を 13’53″③ で刻み、完全に攻勢へ転じている。ついには20km手前で、7位の順天堂吉岡に追いついた。】

21km 59:42 ③ 3’09”
22km 62:24 ② 2’42”
23km 65:24 ② 3’00”
23.1km 65:42 ② +9’09″⑧
【ラスト3.1km、戸塚の壁と呼ばれる上り坂が立ちはだかる。最後は7位グループ4人。創価ムチーニ、順天堂吉岡、日大シャディ、東農前田の順。戸塚中継所に9位で飛び込み、前年と同じく組み合わせとなる冨田(4年)へタスキを渡した。】





◆1年時 (第100回・2024)
05km 13:59① 13’59″①
10km 28:19④ 14’20″⑭
15km 43:33⑬ 15’14″⑯
20km 58:05⑫ 14’32″⑪
23.1km 67:31⑩ 9’26″⑧
→オーバーペースで燃え尽き気味?

◆2年時 (第101回・2025)
05km 14:22⑱ 14’22″⑱
10km 28:55⑲ 14’33″⑯
15km 43:44⑮ 14’49″⑬
20km 58:14⑭ 14’30″⑩
23.1km 67:31⑭ 9’17″⑦
→抑え過ぎてロケット不発気味?

◆3年時 (第102回・2026)
05km 14:05④ 14’05″④
10km 28:12④ 14’07″④
15km 42:40③ 14’28″③
20km 56:33② 13’53″③
23.1km 65:42② 9’09″⑧
→高い完成度!

③ ブライアン キピエゴ (山梨学院大学3年) 65分43秒 区間3位

【バランス型】
・関東インカレハーフマラソンの優勝常連。今年度は、ハーフ60:06を持つ早稲田工藤にも圧勝を見せた。
・自身もハーフ59分台のPBを持つ。コンパクトなピッチ走法を活かしたスタミナ型の留学生。
・二大会前、1年時に2区を経験。67:22で区間9位という成績が残っている。(前回はムトゥクが出走)
・当時は5km間ペースが、7位→13位→15位→9位→11位と、目立ったストロングポイントを作れなかった印象。
・今回はその経験を土台に、元々持ち味だったバランス型ペース配分を、超優等生的ペース配分へと改良し、箱根2区を攻略。

01km 02:45 ⑭ 2’45”
02km 05:40 ⑬ 2’55”
03km 08:31 ⑪ 2’51”
04km 11:20 ⑨ 2’49”
05km 14:09 ⑧ 2’49” +14’09″⑧
【トップと1:05差の12位でタスキを受ける。12秒前方には、順天堂吉岡・東農前田・神奈川宮本ら日本人集団の姿。だが無理に差を詰める様子はなく、落ち着いた入りを見せる。前と同じようなペース、同じ間隔のまま5kmまで推移する。】

06km 16:59 ⑥ 2’50”
07km 19:37 ③ 2’38”
08km 22:30 ③ 2’53”
09km 25:20 ② 2’50”
10km 28:12 ④ 2’52” +14’03”
【5kmを過ぎ、キピエゴがギアを上げる。東神奈川駅前7km付近で、前方の日本人集団4名(日体田島・順天堂吉岡・東農前田・神奈川宮本)との差が縮まると、一気にペースアップ。近くにいた東洋西村も同時に捉え、7位浮上。

8km横浜駅前の定点映像では、彼らをまとめて抜き去った直後と思われるキピエゴの姿が確認できる。

10km通過は28:12。一つ前の中央学院市川・駿河台古橋のグループとは24秒差。まだ少し距離はあるが、着実に詰めていく。】

11km 31:06 ④ 2’54”
12km 33:53 ④ 2’47”
13km 36:47 ④ 2’54”
14km 39:42 ⑤ 2’55”
15km 42:43 ⑤ 3’01” +14’31”
【権太坂の上り坂に入っても、キピエゴのリズムは崩れない。推定14km付近で、前を行く6位をとらえ、15km給水地点までに6秒のリードを奪取。これで単独6位浮上。】

16km 45:32 ⑤ 2’49”
17km 48:14 ⑤ 2’42”
18km 51:04 ⑤ 2’50”
19km 53:49 ④ 2’45”
20km 56:48 ④ 2’59” +14’05″⑥
【権太坂の頂点を越え、下り基調のコースに。次なるターゲットは5位の駒澤桑田ということになるが、向こうも良いペースなので23〜18秒の差で、6位のポジションは変わらず。】

21km 59:44 ④ 2’56”
22km 62:27 ④ 2’42”
23km 65:25 ③ 2’54”
23.1km 65:43 ③ +8’55”
【21km付近で、一時は先頭を走っていた國學院上原をとらえ総合5位に浮上。戸塚中継所5位で、占部(3年)へタスキリレー。山梨学院の往路躍進劇の軸として、しっかりと役割を果たす走りだった。

前方に見えていた駒澤桑田には最後まで逃げ切られたものの、9秒差まで追い上げた。】

④ 山口 智規 (早稲田大学4年) 65分47秒 区間4位

【バランス型】
・前回の箱根駅伝2区では、前半の果敢なハイペースの代償として、後半の失速に苦しんだ。
・とはいえ、「ハイペースで入らなければ勝負にならない」という戦術的な判断があってのこと。単なる前半特化傾向の選手として片付けるのは適切ではない。
・今回の後半13.1kmタイム全体比は57.18%と、バランス型(57.00〜57.49%)に分類できる数値となった。
・下記のラップタイムデータでも詳しく示すが、これは単に昨年の反省から前半を抑えたという話ではない。むしろ前半突っ込む積極的なスタイルは維持したまま、ラスト3.1kmでもう一度しっかり上げられた点が非常に大きい。
・1km地点から城西キムタイと並走したことも奏功した。前半から相互作用でリズムキープできたことが、後半の切り替えに繋がった可能性は高い。
・65分47秒 (区間4位) で、見事日本人トップに輝いた。

01km 02:42 ③ 2’42”
02km 05:33 ② 2’51”
03km 08:28 ⑧ 2’55”
04km 11:17 ⑥ 2’49”
05km 14:02 ② 2’45” +14’02”
【トップと30秒差の7位でタスキを受ける。7秒先にスタートした6位の城西キムタイに、早くも最初の1kmで追いつき、二人は肩を並べる形となった。互いに力を認める存在であり、前年の2区では共に二桁順位と、思うような結果を残せなかった者同士でもある。ここは協力しようというわけだ。

5km地点では、3位東洋西村をかわした直後の駒澤桑田・中央学院市川らの一団をまとめて捉え、一気に全員抜き去る。これで3位グループへと浮上した。】

06km 16:51 ② 2’49”
07km 19:36 ② 2’45”
08km 22:28 ② 2’52”
09km 25:21 ③ 2’53” 一瞬キピエゴ2位
10km 28:10 ② 2’49” +14’08”
【5km地点を中央溜池・國學院上原が先頭で通過。その約25秒後に、関東学生連合の駿河台古橋が続く展開。その古橋を、6km神奈川新町駅付近で、城西キムタイ・早稲田山口がとらえた。

計測の行き違いがあったか、バイク実況では山口の5km通過タイムが実際よりも遅く伝えられてしまう場面があった。それを受け、レース前に「抑えて入れ」と助言したという放送センター解説の瀬古氏は喜んだ。

しかしラップタイムを精査すると、山口は自身の積極的なスタイルを決して崩さなかったことが見えてくる。なるほど、活躍する選手には、己の感覚を信じ切る強さも重要だ。

8km横浜駅前の定点では、区間1位が中央・溜池、区間2位が早稲田・山口。10km通過は推定28:10であった。】

11km 31:00 ② 2’50”
12km 33:49 ② 2’49”
13km 36:43 ② 2’54”
14km 39:34 ② 2’51”
15km 42:35 ② 3’01” +14’25”
【城西キムタイ・早稲田山口の二人は、順調なペースで保土ヶ谷駅を通過し、12kmの保土ヶ谷橋に到達。5秒前方には、2位の國學院上原の姿。13kmに入り、徐々に権太坂の上り坂が始まるというところでその差を詰め、2位グループを形成する。上り切った先の15km給水ポイントでは、2秒差をつけ始めた。】

16km 45:21 ① 2’46”
17km 48:08 ② 2’47”
18km 50:57 ② 2’49”
19km 53:49 ⑤ 2’52”
20km 56:49 ⑤ 3’00” +14’14″⑩
【ここまで先頭かつ区間トップ相当のラップで刻んでいた中央・溜池のペースがわずかに鈍る。対して、権太坂を快調にクリアしてきた山口は、推定16km付近で一時区間1位に浮上した。

しかし、真の区間賞争いの相手はすぐ真横にいた。そう、ここまで並走を続けてきたキムタイが、権太坂の下り坂の加速を利用して、一気にスパートを仕掛けたのだ。山口も2:50/kmを切るラップで応戦するが、キムタイは滑り落ちるように下っていき、あっという間に差を広げてしまう。15kmまで肩を並べていたはずの両者の差は、18.5km地点では22秒に拡大。キムタイは中央・溜池をも捉え、先頭へと躍り出た。

YouTubeの沿道映像では、下りで離された直後の山口は、非常に険しい表情をしている。まだラストに戸塚の「壁」が待ち受けているが、大丈夫か。このまま前年と同じく後半失速の一途を辿ってしまうのか……?】

21km 59:39 ② 2’50”
22km 62:26 ③ 2’47”
23km 65:29 ④ 3’03”
23.1km 65:47 ④ +8’58”
【早稲田山口は終盤、渾身の力を振り絞り、粘りを見せる。キムタイには離されたものの、21kmで中央溜池の背後をとらえ、5秒差まで迫った。そこからは日本人選手同士、4年生同士、チームのエース同士意地のぶつかり合い。戸塚中継所では、1位城西キムタイ、2位(43秒差)中央溜池、3位(45秒差)早稲田山口の順でタスキリレー。】

⑤ スティーブン ムチーニ (創価大学3年) 66分00秒 区間5位

【後半型】
・箱根駅伝2区において、留学生は前半から飛ばす印象が強い。しかしながら、少なくとも今回2区を走った留学生に「前半型」は見当たらなかった。
・その象徴的存在が、創価ムチーニである。昨年、吉田響が後半型で成功した以上、戦術を踏襲するのは自然な流れだろう。
・二年前のルーキーイヤーに一度2区を経験している。66:43で区間5位。安定した走りは出来たが、ラスト3.1kmに推定9:27を要しており、2区でなくとも良いのでは?という引っ掛かりは残った。
・翌年の3区転向は、持ち味を活かす意味では有効な判断だった。
・さて吉田響の卒業後、2区をどう埋めるのか。榎木監督の回答は、ムチーニの再起用だった。
・最初の1kmは、日本人選手にあっさり選考を許す。しかも、相手は前半抑えていた青学・飯田らの集団だ。
・ところが、である。後半の華麗なる追い上げを、以下のラップタイム表で確認していこう。

01km 02:49 ⑱ 2’49”
02km 05:44 ⑰ 2’55”
03km 08:42 ⑰ 2’58”
04km 11:33 ⑯ 2’51”
05km 14:22 ⑮ 2’49” +14’22″⑮
【トップと1:15差の14位でスタート。最初の1kmで、大東棟方・青学飯田に抜かれ、すぐに16位へと後退する。この時点では、集団に乗らず2秒後ろまで下がった。

しかし2kmでは、自らその集団の先頭に立ち、13位集団を形成する。そして今度は集団を置き去りにして、3kmで1秒、4kmで5秒、5kmで7秒先行する。これで単独13位。】

06km 17:12 ⑭ 2’50”
07km 19:57 ⑭ 2’45”
08km 22:53 ⑭ 2’56”
09km 25:45 ⑭ 2’53”
10km 28:36 ⑪ 2’51” +14’14”⑦
【10kmを28:36で通過。単独13位は変わらずだが、前方には2秒で東洋西村。後方には2秒差に日大シャディが追いついてきている。一方、序盤に遭遇した青学飯田らの集団からは、24秒リードした。】

11km 31:26 ⑨ 2’50”
12km 34:12 ⑧ 2’46”
13km 37:07 ⑧ 2’55”
14km 40:03 ⑧ 2’56”
15km 43:06 ⑧ 3’03” +14’30”
【11km過ぎ。TV中継では、創価ムチーニ・日大シャディの留学生二人が、東洋を今にも抜き去ろうかという姿が映し出される。これで二人は12位グループとなり、並走のまま権太坂の上り坂へと突入する。以降、15km給水ポイントまで順位変動は無かったが、8位順天堂吉岡・9位東農前田のペースアップにやや離される格好となっていた10位神奈川宮本・日体田島が拾えそう位置に。その差3秒まで迫る。】

16km 45:53 ⑧ 2’47”
17km 48:34 ⑦ 2’41”
18km 51:25 ⑦ 2’51”
19km 54:08 ⑦ 2’43”
20km 56:58 ⑦ 2’50” +13’52”
【権太坂の頂点を越え、コースは下り基調へ。ここからムチーニが動く。日大シャディとともに、まずは9位の東農前田を吸収。この5キロ間を 13’52″② で刻み、ついには20km手前で7位の順天堂吉岡にも接近。前半抑えた分、ここで完全に攻勢へと転じた。】

21km 60:07 ⑦ 3’09”
22km 62:49 ⑥ 2’42”
23km 65:43 ⑤ 2’54”
23.1km 66:00 ⑤ +9’02″⑥
【ラスト3.1km、”戸塚の壁”と呼ばれる上り坂へ。7位グループ4人が縦に連なり、創価ムチーニ、順天堂吉岡、日大シャディ、東農前田の順で、戸塚中継所に飛び込んだ。6位の國學院上原とは7秒差にまで詰めた。最終盤、中継所目前で中央溜池とタイム逆転。区間順位は5位へと入れ替わった。

それにしても、10km28:36で比較的無難に入った選手が、66:00でまとめてしまう。箱根駅伝2区の相場は、また転換点を迎えている。】

⑥ 溜池 一太 (中央大学4年) 66分06秒 区間6位

【前半型】
・中央大学が誇る安定感抜群の大エース。
・11月の全日本大学駅伝8区57分03秒は、渡辺康幸さんの大記録にあと4秒と迫る力走だった。
・個人的には、山の5区を走って「溜池山王」になることを期待したが、箱根後のマラソン挑戦を見据えた藤原監督の判断は賢明だろう。
・使用シューズは、ADIZERO ADIOS PRO EVO 2。前作のEVO1より更に反発が強く、起伏の激しい箱根駅伝2区では、脚への負荷が想定以上に大きかったようだ。
・設定タイムは「65分40秒」だったとのこと。

01km 02:35 ① 2’35”
02km 05:28 ① 2’53”
03km 08:18 ① 2’50”
04km 11:06 ① 2’48”
05km 13:53 ① 2’47” +13’53”
【トップ國學院と9秒差の2位でタスキを受ける。1km2:35。落ち着く間もなくいきなり真っ向勝負。早々に國學院上原を捉え、前に出る。上原が後ろに食らいつき、先頭争いは中央vs國學院の構図に。5km地点を境に、次第に國學院を引き離し始め、溜池の独走態勢が始まる。】

06km 16:42 ① 2’49”
07km 19:29 ① 2’47”
08km 22:20 ① 2’51”
09km 25:08 ① 2’48”
10km 27:53 ① 2’45” +14’00”
【溜池は攻めの手を緩めない。後続との差は、6kmで2秒、7kmで4秒、8kmで9秒と着実に広がっていく。この5km間もほぼ2:50/kmを切るペースで刻み続ける。10km通過は27:53。後続との差は21秒に。レースは完全に溜池主導で進んでいくと思われたが……】

11km 30:48 ① 2’55”
12km 33:37 ① 2’49”
13km 36:31 ① 2’54”
14km 39:25 ① 2’54”
15km 42:25 ① 3’00” +14’32″⑥
【権太坂の頂点を越えても、溜池のトップ独走は揺るがない。だが、後に藤原監督は「権太坂でハムストリングが攣りかけた」と明かしている。このあたりから違和感を抱えたまま走っていたことになる。

ペースダウンというと、息が上がってフラフラになった姿を想像しがちだ。しかし現代の高反発シューズ、しかもトップランナーの場合では事情が異なる。微細な違和感すら、高速巡行を乱すノイズとなり、自ら出力を制御せざるを得なくなるのだ。】

16km 45:22 ② 2’57”
17km 48:08 ③ 2’46”
18km 50:58 ③ 2’50”
19km 53:46 ③ 2’48”
20km 56:45 ③ 2’59” + 14’20″⑪
【権太坂は一転、下り坂に切り替わる。上り坂以上に、ハムストリングの影響が出てくる局面だ。

計算上は、16kmで区間賞争いから陥落。代わって区間トップに浮上したのは、早稲田山口だ。そこでさらに城西キムタイが爆発的ペースアップで区間トップへ。

キムタイは15kmで溜池の32秒後ろにいたにもかかわらず、18km過ぎには先頭逆転。それでも、溜池は致命的なブレーキには至らず、ラップ自体は2分50秒前後を維持した。】

21km 59:55 ⑤ 3’10”
22km 62:44 ⑤ 2’49”
23km 65:48 ⑥ 3’04”
23.1km 66:06 ⑥ +9’21″⑬
【ラスト3.1km、本来なら戸塚の壁で上げ切りたかったところだが、足の違和感の影響はやはり小さくなかったか。区間順位はさらに降下。タイム上では、この間に日大シャディ・山梨学院キピエゴ、そして後半型で怒涛の追い上げを見せた創価ムチーニにも逆転を許した。

走行順位では、早稲田山口が背後まで迫ってきたが、最後まで踏みとどまり2位を死守。本間(3年)へタスキを繋いだ。

66分06秒。当然、かなりの好タイムだ。

しかし、ラップ推移を丹念に追えば、序盤の独走から終盤の耐走へと変化した軌跡が浮かび上がる。フィニッシュ後に滲ませた悔しさの理由も、おそらくそこにあるだろう。

攻めて、守って、削られた。それでも崩れなかった。中央のエースたる所以を、最後まで見せてくれた。】

⑦ リチャード エティーリ (東京国際大学3年) 66分14秒 区間7位

【バランス型】
・前回の箱根駅伝2区で区間新記録65:31を樹立。
・二回目の登場となる今回は、夢の64分台も期待されたものの、かなり後方の位置からの展開ということもあって、目立ちにくいレースとなった。
・とはいえ66:14は極めて高水準のタイムである。それでも区間7位とは……。現代の箱根駅伝2区が異常なまでのハイレベル時代に突入してしまったことを改めて思い知らされる。
・ラップデザインは、典型的なバランス型。区間記録の更新、後半の伸びを見据えていた為か、今回は全体的に抑制の効いた大人しめのラップでまとまっている。

01km 02:50 ⑳ 2’50”
02km 05:40 ⑫ 2’50”
03km 08:34 ⑬ 2’54”
04km 11:26 ⑭ 2’52”
05km 14:11 ⑩ 2’45” +14’11″⑩
【トップと2:34差の18位でタスキを受ける。前との差が54秒もあり、しかもその相手が日大シャディという位置関係では、すぐに明確なターゲットを設定するのは難しい状況だっただろう。】

・YouTubeの沿道映像を探しても、多くの投稿者がエティーリの前で録画を切っている。17位と18位はそれだけ離れていたということである。
・タイム計測中、何度肩をガックリ落としたことか。

・もっとも、あの寒空の下、手指を出してスマートフォンを構え続ける厳しさは、現地観戦した身ならよく分かる。
撮影者は知る由もない。まさか、奇人ブロガーがサンタクロースに祈るようにノーカット動画を所望しているなど…。
・そして、この場を借りて──動画を投稿してくださった皆様、本当にありがとうございます。

06km 17:00 ⑦ 2’49”
07km 19:41 ⑤ 2’41”
08km 22:34 ⑤ 2’53”
09km 25:25 ⑤ 2’51”
10km 28:15 ⑤ 2’50” +14’04”
【恐ろしいことに、エティーリは10km地点までに、ただ一人のランナーとも遭遇していない。】

・10km28:15。優秀なラップである。前との差は確実に詰まっている。
・200m前方、タイムにして35秒差で、青学・飯田、大東・棟方、東海・花岡のパッケージが見えてきてはいる。
・この5キロ間14:04は、区間3位相当。体が温まってきたか、あるいは、たまらず焦りが生じたか。
・いずれにせよ、周囲に誰もいない状況では、自身のペースが良いということも実感しづらい。

11km 31:06 ④ 2’51”
12km 33:57 ⑥ 2’51”
13km 36:52 ⑥ 2’55”
14km 39:46 ⑥ 2’54”
15km 42:48 ⑥ 3’02” +14’33″⑦
【スタートから18位のまま変わらず。しかし、20秒先に東海花岡・東洋西村が見えるようになってきた。】

16km 45:33 ⑥ 2’45”
17km 48:21 ⑥ 2’48”
18km 51:11 ⑥ 2’50”
19km 53:56 ⑥ 2’45”
20km 56:56 ⑥ 3’00” + 14’08″⑦
【権太坂の頂点から下り坂へ。ここで東海花岡・大東棟方・東洋西村をかわし、18位→15位に浮上。33秒前に見えている青学飯田は、むしろエティーリを上回るペースで加速を始めており、差を詰めることができない。】

21km 60:06 ⑥ 3’10”
22km 62:53 ⑦ 2’47”
23km 65:56 ⑦ 3’03”
23.1km 66:14 ⑦ +9’18″⑪
【前方にいた青学飯田は、ラスト3kmの上り坂でさらに加速し、気づけば遥か1分先へ。14位神奈川宮本と29秒差まで詰めたところで、総合15位で戸塚中継所タスキリレー。キャプテンの菅野(4年)へと繋いだ。】

⑧ 桑田 駿介 (駒澤大学2年) 66分19秒 区間8位

【後半型寄りの・バランス型】
・区間8位で、ようやく2年生がランクイン。
・今回の箱根2区はほぼ3〜4年生で占められ、例年以上に“修羅の区間”となった。
・2年生は青学・飯田と桑田のみ。1年生の出走は無し。
・日本人トップ早稲田・山口(4年)、2位中央・溜池(4年)までは想定内として、日本人3位に駒澤・桑田が入るとは、事前に予想できた人は多くなかっただろう。
・出雲3区の走りを挽回する、”大健闘”と呼ぶにふさわしい走りだった。

【Ggoat兄弟子達の2区ラップとの比較】
※タイムは推定
99回 100回 101回 102回
田澤(4) 芽吹(4) 篠原(4) 桑田(2)
28:2028:0928:1328:31
14:3514:3714:3114:34
66:3466:2066:1466:19
10km
10-15km
FINISH

・10km通過28:31は、前半型の芽吹/篠原より約20秒遅く、バランス型の田澤(4年時)よりも約10秒遅い。
・ただし、彼ら3人はいずれも出走時はエースであり、主将であり、最終学年。対する桑田はまだ2年生。単純比較は酷というものだ。
・ところが、権太坂の上り坂を含む10-15kmで様相が変わる。
・この5キロ間は14:34。田澤/芽吹/篠原とほぼ同等、あるいは上回るラップでクリアしている。
・さらにラスト3.1kmの上りも推定9:01で相当速い。これは普通、前半に力を余らせた選手が、最後に力の差を示し切るような水準のタイムである。
・つまり、10km28:31という入りは“力不足”ではなく、本来の力よりも抑えて入っていた可能性が高い。
・ドン底を経験し、再び大器の片鱗を見せた桑田。残る2年間でどんな記録を残すか、まだまだ読めない。

01km 02:43 ⑥ 2’43”
02km 05:37 ⑧ 2’54”
03km 08:29 ⑨ 2’52”
04km 11:21 ⑩ 2’52”
05km 14:12 ⑪ 2’51” +14’12″⑪
【トップと20秒差の5位でタスキを受ける。3km付近で4位の中央学院市川に接近し、一度は抜きにかかるが、市川は同じペースで応戦する。桑田は、あえて並走するようなライン取りは見せない。むしろ誰も意識せず、虚ろに遠くを見つめ、完全に自分の世界のルームランナーの上を走っているような印象すら受ける。それは個人の感想としても、独特の感覚を持っている選手ということは言えそう。

5kmで東洋西村をかわした一方、城西キムタイ・早稲田山口のハイペースには乗らず、市川とともに5位をひた走る。】

06km 17:07 ⑪ 2’55”
07km 19:53 ⑪ 2’46”
08km 22:48 ⑪ 2’55”
09km 25:40 ⑪ 2’52”
10km 28:31 ⑧ 2’51” +14’19″⑧
【横浜駅付近8km過ぎから、桑田が徐々に市川との間隔を広げ始める。10km地点では4秒リードし、単独5位に浮上。この間に、オープン参加の駿河台古橋も抜き去っている。】

11km 31:23 ⑧ 2’52”
12km 34:11 ⑦ 2’48”
13km 37:06 ⑦ 2’55”
14km 40:02 ⑦ 2’56”
15km 43:05 ⑦ 3’03” +14’34″⑧
【前を行く城西キムタイ・早稲田山口との差は開く一方で、後方の中央学院市川・駿河台古橋との差は拡大している。同じペースの選手が見当たらないとも言えるが、誰とも並走せず、淡々と自分のリズムを刻む。強いて挙げるなら、権太坂15km地点で、6位山梨学院キピエゴが23秒差まで迫ってきている。】

16km 45:50 ⑦ 2’45”
17km 48:39 ⑧ 2’49”
18km 51:30 ⑧ 2’51”
19km 54:16 ⑧ 2’46”
20km 57:18 ⑧ 3’02” + 14’13″⑨
【権太坂の下り坂に入っても安定している。視界に入ってきたのは、序盤トップを走っていた國學院上原。ここでも並走は選ばず、静かにかわしていく。これで単独4位に浮上。後ろから山梨学院キピエゴが迫るが、追いつかせない。】

21km 60:16 ⑧ 2’58”
22km 63:01 ⑧ 2’45”
23km 66:01 ⑧ 3’00”
23.1km 66:19 ⑧ +9’01”
【ラスト3kmの上り坂の速さは、城西キムタイ→青学飯田→山梨学院キピエゴ→早稲田山口→駒澤桑田の順。上り坂で猛追してくる山梨学院キピエゴを、最後まで振り切り、戸塚中継所4位でタスキを繋いだ。】

⑨ 吉岡 大翔 (順天堂大学3年) 66分28秒 区間9位

【バランス型寄りの・後半型】
・高校時代の5000mが注目されがちだが、都大路3区で日本人初の22分台マークなど、上り坂にも強いタイプ。
・前回箱根駅伝では7区2位タイ。
・今回は満を持しての花の2区投入。

01km 02:43 ⑥ 2’43”
02km 05:35 ⑥ 2’52”
03km 08:24 ④ 2’49”
04km 11:12 ④ 2’48”
05km 14:10 ⑨ 2’58” +14’10″⑨
【同時スタートの東農前田・神奈川宮本と共に、20秒前方スタートの日体田島に3kmで追いつき、4人の集団を形成する。】

06km 17:02 ⑩ 2’52”
07km 19:48 ⑩ 2’46”
08km 22:46 ⑩ 2’58”
09km 25:40 ⑩ 2’54”
10km 28:37 ⑫ 2’57” +14’27″⑫
【変わらず4名の集団で、8位集団として推移していく。10km28:36-37は、吉岡・前田の力を考えると、抑えていると見るのが妥当だろう。】

11km 31:30 ⑫ 2’53”
12km 34:16 ⑩ 246″
13km 37:12 ⑨ 2’56”
14km 40:09 ⑩ 2’57”
15km 43:12 ⑩ 3’03” +14’35″⑨
【権太坂の上り坂を前にして、12km付近で順天堂吉岡が仕掛ける。集団の均衡を破り、単独8位へと躍り出る。

15km給水地点までには、9位東農前田が6秒後ろ、10位グループ神奈川宮本・日体田島はさらに離れた。その後ろからは、12位グループ日大シャディ・創価ムチーニが迫る。】

46分00秒 10 48分49秒 9 51分41秒 9 54分27秒 9 57分20秒 9
16km 46:00 ⑩ 2’48”
17km 48:49 ⑨ 2’49”
18km 51:41 ⑨ 2’52”
19km 54:27 ⑨ 2’46”
20km 57:20 ⑨ 2’53” +14’08″⑧
【15kmを過ぎ、権太坂の下りに突入。まずは7位の中央学院市川に追いつく。この下り区間、吉岡のペースも悪くはないのだが、一度は引き離した東農前田が、日大シャディ・創価ムチーニを引き連れて猛追してくる。1対3では、さすがにパワーで上回られている。20km地点では、背後まで追いつかれた。】

21km 60:30 ⑩ 3’09”
22km 63:12 ⑩ 2’42”
23km 66:10 ⑨ 3’02”
23.1km 66:28 ⑨ +9’08″⑦

【ラスト3kmの上り坂へ突入。7位争いは4名。ラスト1kmまでもつれたが、順天堂吉岡は、上り坂に強かった。最終的に、戸塚中継所には創価ムチーニ→順天堂吉岡→日大シャディ→東農前田の順でタスキリレー。奇しくも4名とも3年生で、1年時から箱根駅伝を走っている。特に吉岡・前田は1年時から注目されながら苦境を乗り越え、3年目にして花の2区での直接対決が実現した。】

⑩ 飯田 翔大 (東京農業大学3年) 66分31秒 区間11位

【超・後半型】
・今大会の2区で、筆者が最も注目した特徴的なラップデザイン。
・誰に似ているかと言えば、それは同じ青山学院の黒田朝日である。(しかも、ちょうど飯田と同じ2年時のほうのラップ。)
・当然、チームメイトということで、アドバイスを受けていたようだ。
・最初の10kmが20秒ほど負けているだけで、後半13.1kmはほぼそっくりのペース。

01km 02:43 ⑥ 2’43”
02km 05:40 ⑬ 2’57”
03km 08:39 ⑮ 2’59”
04km 11:34 ⑰ 2’55”
05km 14:25 ⑯ 2’51” +14’25″⑯
【前でスタートした東海花岡・大東棟方に追いつき、1kmから並走。自重気味の創価ムチーニをかわし、13位グループとなる。】

06km 17:15 ⑮ 2’50”
07km 20:06 ⑮ 2’51”
08km 23:04 ⑮ 2’58”
09km 25:58 ⑮ 2’54”
10km 28:53 ⑮ 2’55” +14’28″⑯
【創価ムチーニのエンジンがかかり始め、今度は抜き返される。さらに日大シャディにも抜かれ、青学飯田・大東棟方・東海花岡の3名は15位グループとなる。後ろはというと、東国エティーリが35秒後ろ200mほどの差で、まだ距離がある。】

11km 31:47 ⑮ 2’54”
12km 34:38 ⑭ 2’51”
13km 37:31 ⑬ 2’53”
14km 40:31 ⑭ 3’00”
15km 43:36 ⑬ 3’05” +14’43″⑪
【権太坂の上り坂で、青学飯田が徐々にペースアップ。15km給水ポイントでは集団から抜け出し、単独14位となる。後ろ僅差で、15位大東棟方、16位東洋西村、17位東海花岡と続く。】

16km 46:21 ⑫ 2’45”
17km 48:59 ⑫ 2’38”
18km 51:52 ⑫ 2’53”
19km 54:39 ⑫ 2’47”
20km 57:36 ⑪ 2’57” +14’00”
【青学飯田は、権太坂の下り坂を利用して完全にギアチェンジ。14位を走っているが、12位13位の神奈川宮本・日体田島の背中がどんどん大きくなる。そして20km手前、水色の戸塚跨線橋の所でついに逆転する。】

21km 60:33 ⑪ 2’57”
22km 63:14 ⑪ 2’41”
23km 66:11 ⑩ 2’57”
23.1km 66:29 ⑩ +8’53″②
【青学飯田の快進撃が止まらない。ラスト3km、戸塚の壁のような上り坂でも、キロ3分を切る驚異の脚筋力を発揮。21kmでは、OP参加で12番目を走っていた駿河台古橋をとらえる。ラスト1kmでは、11位の中央学院市川をかわし、11位で戸塚中継所タスキリレー。宇田川(4年)へと繋いだ。

66分29秒。繋ぎの2区としては十分すぎるタイムである。この飯田がいるからこそ、黒田朝日を5区に回せたのかと納得する瞬間だった。】

⑪ 前田 和摩 (東京農業大学3年) 66分31秒 区間11位

【後半型よりの・バランス型】
・待望の2区がついに実現。
・当初想像していたのは、極端に言えば、中央OB吉居大和に見られたような、圧倒的な超前半型ラップ。だが、意外と集団の中で冷静に走った。
・振り返れば、1年時の箱根予選会も、スポットライトを浴びたのは公園内に入ってからの「後半の追い上げ」であった。元来、後半に強みを持つタイプである。
・15km下りからの切り替えのシャープさ、留学生と前を追っていける度胸は流石。
・展開、位置取り、自らの特性がうまく噛み合い、彼にとって最適なシナリオが進んだ。
・ちなみに、最終盤で区間順が9→11と変動しているのは、順天堂吉岡がラストの上り坂で差を広げたのと、青学飯田が超後半型ラップで最後に僅差でまくった結果である。

01km 02:42 ③ 2’42”
02km 05:34 ③ 2’52”
03km 08:23 ② 2’49”
04km 11:11 ② 2’48”
05km 14:09 ⑤ 2’58” +14’09”
【同時スタートの順天堂吉岡・神奈川宮本と共に、20秒前方スタートの日体田島に3kmで追いつき、集団を形成する。】

06km 17:01 ⑧ 2’52”
07km 19:47 ⑧ 2’46”
08km 22:45 ⑧ 2’58”
09km 25:39 ⑧ 2’54”
10km 28:36 ⑨ 2’57” +14’27″⑫
【変わらず4名の集団で、8位集団として推移していく。10km28:36-37は吉岡・前田の力を考えると、抑えている。】


11km 31:29 ⑩ 2’53”
12km 34:21 ⑪ 2’52”
13km 37:18 ⑪ 2’57”
14km 40:14 ⑪ 2’56”
15km 43:18 ⑪ 3’04” +14’42″⑩
【権太坂の上り坂に入り、集団が崩れた。順天堂吉岡が抜け出し8位、6秒差で東農前田が追いかけ9位。10位グループの神奈川宮本・日体田島は後方へ。12位グループの日大シャディ・創価ムチーニが追ってきている。】

16km 46:09 ⑪ 2’51”
17km 48:54 ⑩ 2’45”
18km 51:47 ⑩ 2’53”
19km 54:30 ⑩ 2’43”
20km 57:20 ⑩ 2’50” +14’02”
【15kmを過ぎ、権太坂の下りに突入。追いついてきた日大シャディ・創価ムチーニと、3人の9位集団となり、軽快に下り坂を飛ばしていく。さらには一度は離されかけた順天堂吉岡に、20km地点で再び追いついた。この間に中央学院をかわしている。】

21km 60:29 ⑨ 3’09”
22km 63:11 ⑨ 2’42”
23km 66:13 ⑪ 3’02”
23.1km 66:31 ⑪ +9’11″⑨
【ラスト3kmの上り坂。4名での7位集団争いは、ラスト1kmまでもつれた。最終的に、戸塚中継所には創価ムチーニ→順天堂吉岡→日大シャディ→東農前田の順でタスキリレー。4名とも3年生で、1年時から箱根駅伝を走っている。特に吉岡・前田は1年時から注目されながら苦境を乗り越え、3年目にして花の2区での対決が実現した。】

⑫ 上原 琉翔 (國學院大學4年) 67分08秒 区間12位

【前半型】
・出雲駅伝優勝校、國學院大學の頼れるキャプテン。
・1年7区、2年5区、3年9区、そして4年2区と、チームの事情によって様々な区間を担ってきた。
・前回、逆コースの9区を走っており、コースは熟知している。

01km 02:44 ⑩ 2’44”
02km 05:37 ⑧ 2’53”
03km 08:27 ⑥ 2’50”
04km 11:15 ⑤ 2’48”
05km 14:02 ② 2’47” +14’02”
【同期青木の1区区間賞・区間新から始まり、トップでタスキを受け取る。

最初の1kmで、なんと9秒後方から中央溜池が早くも追いついてきた。当然、優勝を狙う國學院のキャプテン上原としては、ここで引き下がる選択肢は無い。ところが、溜池のペースがあまりに速い。上原は競り合うというよりも、冷静に後ろへ収まる。そしてハイペースのまま、区間順位はどんどんと上がっていく……】

06km 16:53 ③ 2’51”
07km 19:42 ⑥ 2’49”
08km 22:37 ⑦ 2’55”
09km 25:28 ⑥ 2’51”
10km 28:23 ⑦ 2’55” +14’21″⑨
【5kmを過ぎて、先頭争いに変化。中央溜池が徐々にリードを広げ、独走態勢に。上原は差を広げられ、6kmで2秒、7kmで4秒、8.2km横浜駅前では9秒にまで広がった。後ろ21秒差には、城西キムタイ・早稲田山口が来ている。上原は単独走で自身のペースを取り戻しつつ、区間7位の好走を続けている。】

11km 31:20 ⑦ 2’57”
12km 34:14 ⑨ 2’54”
13km 37:13 ⑩ 2’59”
14km 40:04 ⑨ 2’51”
15km 43:07 ⑨ 3’03” +14’44″⑬
【12km、保土ヶ谷橋。背後5秒に、城西キムタイ・早稲田山口の二人。13km、権太坂の登り始めで、完全に追いつかれる。上り坂で徐々に離され、頂点の15km地点では2秒先行され、単独4位へ後退。】

16km 45:58 ⑨ 2’51”
17km 48:56 ⑪ 2’58”
18km 51:49 ⑪ 2’53”
19km 54:36 ⑪ 2’47”
20km 57:38 ⑫ 3’02” + 14’31″⑬
【18km過ぎ、後ろ5位の駒澤桑田が権太坂の登り下りを使って、差を縮めてきた。上原に追いつき、追い抜いていく。】

21km 60:49 ⑫ 3’17”
22km 63:41 ⑫ 2’53”
23km 66:49 ⑫ 3’10”
23.1km 67:08 ⑫ +9’30″⑮

【20km過ぎ、6位の山梨学院キピエゴが接近してくる。21km過ぎで一度下り坂に差し掛かると、キピエゴには2分40秒台のスピードが残っており、リードを広げられてしまう。

しかし、上原も決して大崩れはしない。最後はペースダウンする苦しい走りにはなったものの、序盤に稼いでいた分、なんとか67分1桁でまとめることができた。単独6位で戸塚中継所タスキリレー。野中(3年)へと繋いだ。】

⑬ 宮本 陽叶 (神奈川大学4年) 67分26秒 区間13位

【前半型】
・3年時から二年にわたり、エースとして神奈川大を牽引してきた。
・洛南高校出身で、駒澤佐藤、中央溜池、山梨学院弓削らとは同期にあたる。
・前回68:29⑰→今回67:26⑬と1分向上。

01km 02:42 ③ 2’42”
02km 05:34 ③ 2’52”
03km 08:23 ② 2’49”
04km 11:11 ② 2’48”
05km 14:09 ⑤ 2’58” +14’09″⑤
【同時スタートの順天堂吉岡・東農前田と共に、20秒前方スタートの日体田島に3kmで追いつき、集団を形成する。】

06km 17:01 ⑧ 2’52”
07km 19:47 ⑧ 2’46”
08km 22:45 ⑧ 2’58”
09km 25:39 ⑧ 2’54”
10km 28:36 ⑨ 2’57” +14’27″⑫
【変わらず4名の集団で、8位集団として推移していく。】

11km 31:29 ⑩ 2’53”
12km 34:22 ⑫ 2’53”
13km 37:20 ⑫ 2’58”
14km 40:18 ⑫ 2’58”
15km 43:24 ⑫ 3’06” +14’48″⑮
【権太坂の上り坂に入り、集団が崩れた。15km地点では順天堂吉岡が15秒先行し8位、東農前田が6秒先行し9位、神奈川宮本は日体田島とともに、10位として置いていかれる格好に。すぐ後ろには、日大シャディ・創価ムチーニが迫る。】

16km 46:22 ⑬ 2’58”
17km 49:14 ⑬ 2’52”
18km 52:08 ⑬ 2’54”
19km 54:58 ⑬ 2’50”
20km 58:07 ⑭ 3’09” +14’43″⑮
【日大シャディ・創価ムチーニに抜かれ、日体田島とともに12位グループとなる。さらに、46秒後ろからスタートした青学飯田が下り坂を利用して大幅ペースアップしてきており、20km手前でついに逆転する様子がTV中継で紹介された。これで12位青学、13位日体&神奈川に。】

21km 61:28 ⑬ 3’01”
22km 64:20 ⑬ 2’52”
23km 67:23 ⑬ 3’03”
23.1km 67:41 ⑬ +9’19″⑫
【ラスト1km地点まで、実に20キロ近く並走してきた日体田島に、最後の戸塚の壁の上り坂で5秒リードを許した。ただ、宮本は20秒後ろからスタートしているのでタイムでは15秒勝ち。14位で戸塚中継所タスキリレー。新妻(3年)へと繋いだ。フィニッシュは67:26で、前回出走時の68:29よりも1:03向上。OB鈴木健吾さんの大学記録67:17まであと9秒だった。】

⑭ 田島駿介 (日本体育大学4年) 67分41秒 区間14位

【バランス型】
・日体大4年生トリオの1人。前回4区5位で安定感抜群。
・ロード巧者で、平地ならどこでも走れそうなタイプ。その分、起用区間は読みにくかった。
・12月に27分台マークで絶好調の平島、他に2区経験者の山崎を差し置いての起用は、少々意外だった。
・ラップデザインについて。力を考えれば、前半ここまで自重する必要があったのかという疑問は残る。
・20秒後ろにいた順天堂吉岡・東農前田・神奈川宮本には早々に追いつかれてしまった。
・ただし、前回4区で東洋岸本との並走で成功体験あり。集団で行けたのは彼にとって結果オーライだったか。
・田島視点を想像してみると、一緒にスタートしたのが結果的に日本人トップを獲ることになる早稲田山口だったので、2kmでペースを落としたのは賢明な判断だったと言える。
・最終盤の23km付近で区間順位を一つ上げ、1秒差で区間14位に浮上したあたりは、さすが日体大らしい根性を感じる点。
・運営管理車の玉城監督から「なんのために練習してきたんだ!」とかなり強いゲキが飛んでいるのが、沿道映像でも確認できる。愛のムチが最後の1秒に効いただろうか。

01km 02:43 ⑥ 2’43”
02km 05:44 ⑰ 3’01”
03km 08:43 ⑱ 2’59”
04km 11:31 ⑮ 2’48”
05km 14:29 ⑲ 2’58” +14’29″⑱
【1km2:43の良いスタートを切ったが、2kmでいったん抑える。3kmで、20秒後方から順天堂吉岡・東農前田・神奈川宮本に追いつかれ、集団を形成する。】

06km 17:21 ⑰ 2’52”
07km 20:07 ⑯ 2’46”
08km 23:05 ⑯ 2’58”
09km 25:59 ⑰ 2’54”
10km 28:56 ⑰ 2’57” +14’27″⑫
【変わらず4名の集団で、8位集団として推移していく。】

11km 31:49 ⑰ 2’53”
12km 34:42 ⑰ 2’53”
13km 37:40 ⑱ 2’58”
14km 40:38 ⑰ 2’58”
15km 43:44 ⑯ 3’06” +14’48″⑮
【権太坂の上り坂に入り、集団が崩れた。15km地点では、順天堂吉岡が15秒先行し8位、東農前田が6秒先行し9位、日体田島は神奈川宮本とともに、10位として取り残される格好に。背後には、日大シャディ・創価ムチーニが迫る。】

16km 46:42 ⑮ 2’58”
17km 49:34 ⑮ 2’52”
18km 52:28 ⑮ 2’54”
19km 55:18 ⑮ 2’50”
20km 58:27 ⑯ 3’09” +14’43″⑮
【日大シャディ・創価ムチーニに抜かれ、神奈川宮本とともに12位グループへ後退。さらに、46秒後方スタートの青学飯田が、下り坂を利用して大幅ペースアップ。20km手前でTV中継に映る。青学が12位、日体&神奈川は13位に。】

21km 61:28 ⑮ 3’01”
22km 64:20 ⑮ 2’52”
23km 67:23 ⑭ 3’03”
23.1km 67:41 ⑭ +9’14″⑩
【ラスト1km、戸塚の「魔の坂」で、ここまで実に20km近く並走してきた神奈川宮本を、5秒振り切る。(宮本は20秒後方スタートのため、タイムでは向こうが15秒上回るが、走行順位では田島が前に。)単独13位のタスキリレーで、荻野(2年)へと繋いだ。監督からの評価は分からないが、少なくとも過去2年大苦戦していた2区で、大崩れなく切り抜けられたのは良かったのではないかと見ている。】

⑮ 市川大世 (中央学院大学3年) 67分42秒 区間15位

【前半型】
・チームのエースはキャプテン近田(4年)と見られているが、この一年間での市川(3年)の成長も目覚ましい。
・前回2年時は3区18位に沈んだが、なぜ2年生にして往路起用されたか、納得の成長曲線を描き始めた。
・ラップデザインは「前半型」。ただし、数年前であれば、上位校のエース選手たちが刻んでいたお手本のようなペースでもある。
・前半は駒澤桑田、中盤は駿河台古橋との並走で、上手くペースを維持した。

01km 02:44 ⑩ 2’44”
02km 05:37 ⑧ 2’53”
03km 08:32 ⑫ 2’55”
04km 11:24 ⑫ 2’52”
05km 14:15 ⑬ 2’51” +14’15″⑬
【3kmで、後方から来た駒澤桑田が追い抜こうとする。それを横目に、市川も同じペースで対抗する。いかにも協力的な並走という雰囲気は無い。むしろ、簡単に順位を譲るものかという意地を感じる。】

06km 17:09 ⑫ 2’54”
07km 19:56 ⑫ 2’57”
08km 22:52 ⑫ 2’56”
09km 25:45 ⑫ 2’53”
10km 28:38 ⑬ 2’53” +14’23″⑩
【横浜駅8km付近から、徐々に駒澤桑田が先行し始め5位に。10km地点では4秒差まで徐々に差が開く。続く6番目に、7秒前方でスタートした関東学生連合の駿河台古橋がおり、中央学院市川もそこへ追いついた。】

11km 31:30 ⑫ 2’52”
12km 34:34 ⑬ 3’04”
13km 37:31 ⑭ 2’57”
14km 40:29 ⑬ 2’58”
15km 43:37 ⑭ 3’08” +14’59″⑰
【15km給水地点。山梨学院キピエゴに抜かれ、6秒先行されている。続く7位に中央学院市川、駿河台古橋が並走。】

16km 46:30 ⑭ 2’53”
17km 49:21 ⑭ 2’51”
18km 52:15 ⑭ 2’54”
19km 55:03 ⑭ 2’48”
20km 58:03 ⑬ 3’00” + 14’26″⑫
【15kmまで並走していた駿河台古橋を離し始める。代わりに後ろから、後半にかけて本領発揮してきた順天堂吉岡、日大シャディ、創価ムチーニ、東農前田らが猛追してきている。】

21km 61:20 ⑭ 3’17”
22km 64:13 ⑭ 2’53”
23km 67:23 ⑮ 3’10”
23.1km 67:42 ⑮ +9’39″⑰
【先述の4人の集団にゴッソリ抜かれ、7位→11位に後退。さらに戸塚中継所手前ラスト1kmで青学飯田にかわされ、最終的には12位でタスキリレー。終盤は後半追い上げ傾向の選手たちに一気に飲み込まれるキツい役回りに。しかしそれでも最後まで精神を保ち、大崩れせずタスキリレーできたのは、評価されるべき点だろう。】

OP 古橋希翁 (駿河台大学3年) 67分59秒 関東学生連合

【前半型】
・記録の残らないオープン参加ながら、区間16位相当67:59のタイムでまとめた。
・1年時に駿河台大学として出場しており、3区18位64:11という記録が残っている。
・3区17位に、同じく当時ルーキーだった法政・野田がおり、奇しくも現在まで似たような成長度を見せている。
・チーム内には、日本人エースでスピードスターの東泉大河(4年)や、前回学連5区を走った売り出し中の佐藤我駆人(2年)などがいるが、2025年度シーズンで安定して強かったのは、古橋希翁(3年)。選出にも納得である。
・ラップを見る限り、特別上り坂が得意そうには見えない。仮に駿河台大学として出場なら、やはり1区や3区で起用されるタイプ。
・将来は競馬関係の仕事を志望しており、当時の徳本監督が業界の知人への紹介を条件にスカウトし、入学が実現した逸材選手。

01km 02:45 ⑭ 2’45”
02km 05:39 ⑪ 2’54”
03km 08:30 ⑩ 2’51”
04km 11:22 ⑪ 2’52”
05km 14:17 ⑬ 2’55” +14’17″⑬
【東洋西村と、4km過ぎまで並走。】

06km 17:10 ⑬ 2’53”
07km 19:56 ⑫ 2’46”
08km 22:52 ⑫ 2’56”
09km 25:45 ⑫ 2’53”
10km 28:41 ⑭ 2’56” +14’24″⑪
【5位駒澤桑田が4秒先行、続く6位中央学院市川と並走。】

11km 31:37 ⑭ 2’56”
12km 34:40 ⑯ 3’03”
13km 37:38 ⑰ 2’58”
14km 40:36 ⑯ 2’58”
15km 43:44 ⑯ 3’08” +15’03″⑱
【後方から追い抜いた6位山梨学院キピエゴが6秒先行。続く7位中央学院市川と並走。】

16km 46:47 ⑯ 3’03”
17km 49:39 ⑯ 2’52”
18km 52:34 ⑯ 2’55”
19km 55:21 ⑯ 2’47”
20km 58:26 ⑮ 3’05” + 14’42″⑭
【15kmまで並走していた市川とは離され始め、18.5kmまでに13秒。その間に、後半にかけて本領発揮してきた順天堂吉岡、日大シャディ、創価ムチーニ、東農前田らが割り込む形に。】

21km 61:41 ⑯ 3’15”
22km 64:37 ⑰ 2’56”
23km 67:41 ⑯ 3’04”
23.1km 67:59 ⑯ +9’33″⑯
【4人の集団が前方の中央学院をかわしていき、再び前方には市川の背中。そこを、後ろから物凄いペースでかわしていったのは、青学飯田。古橋は最終的に68分をクリア。関東学生連合の2区としては申し分なく、さらには駿河台の新エースとして、次年度に繋がる走りとなった。】

⑯ 花岡寿哉 (東海大学4年) 68分00秒・区間16位

【バランス型】
・下級生から往路の常連。東海大学のエースランナー。
・1年時の箱根3区は超前半型だったが、2年時の箱根2区は後半型寄りのペース配分と、変幻自在。
・2年時に67:37で走っており、今回は68:00となったが、今回はキャプテンとしてチームを二年ぶり出場に導いた功績が大きい。

01km 02:49 ⑱ 2’49”
02km 05:46 ⑲ 2’57”
03km 08:45 ⑲ 2’59”
04km 11:40 ⑲ 2’55”
05km 14:31 ⑲ 2’51” +14’31″⑲
【後方から来た青学飯田、大東棟方と1kmから並走。自重気味の創価ムチーニをかわした。】

06km 17:21 ⑰ 2’50”
07km 20:12 ⑱ 2’51”
08km 23:10 ⑱ 2’58”
09km 26:04 ⑱ 2’54”
10km 28:59 ⑱ 2’55” +14’28″⑯

11km 31:53 ⑱ 2’54”
12km 34:44 ⑱ 2’51”
13km 37:37 ⑱ 2’53”
14km 40:40 ⑱ 3’03”
15km 43:46 ⑱ 3’06” +14’47″⑭
【14kmで、14位東洋西村を抜こうとペースアップした飯田・棟方グループからキロ約1〜2秒ずつ遅れ始める。東洋西村とは並ぶ。】

16km 46:49 ⑰ 3’03”
17km 49:41 ⑰ 2’52”
18km 52:36 ⑰ 2’55”
19km 55:36 ⑰ 2’50”
20km 58:31 ⑰ 2’55” + 14’45″⑰
【14位青学とは一気に広げられ、さらに東京国際にかわされ16位となるも、17位大東と東洋は離した】

21km 61:43 ⑰ 3’12”
22km 64:34 ⑰ 2’51”
23km 67:41 ⑰ 3’07”
23.1km 68:00 ⑰ +9’29″⑭

⑰ 棟方一楽 (大東文化大学3年) 69分29秒・区間17位

【ハードラック】
・前年2区でのオーバーペースを反省してか、今年は前半から青学・飯田と東海・花岡との集団走に徹した。
・単独走よりは、周りのテンションに一緒に乗っていける展開が得意そうである。
・条件が上手くハマった成功例としては、前年2年時の上尾ハーフ61:38(当時のU20日本人新記録)や、ペースメーカーが付いた学連網走での10000m28:19などが挙げられる。
・条件としては本人に合っていた展開のはずだったが、終盤に思わぬペースダウンが待っていた。
・今回は4枚看板が軒並み本来の区間を走れる調子でなく、また他メンバーもデビュー直後の若い選手が多かったことから、2区出走を引き受けた形だったかもしれない。来年は、1区や3区のポイントゲッターとしての役割も選択肢か。

01km 02:44 ⑩ 2’44”
02km 05:41 ⑯ 2’57”
03km 08:40 ⑯ 2’59”
04km 11:35 ⑱ 2’55”
05km 14:26 ⑰ 2’51” +14’26″⑰
【後方から来た青学飯田、前方にいた東海花岡と、1kmから並走。自重気味の創価ムチーニをかわした。】

06km 17:16 ⑯ 2’50”
07km 20:07 ⑰ 2’51”
08km 23:05 ⑰ 2’58”
09km 25:59 ⑯ 2’54”
10km 28:54 ⑯ 2’55” +14’28″⑯
【この時点では、後半の伸びに期待できる前半10kmに見える】

11km 31:48 ⑯ 2’54”
12km 34:39 ⑮ 2’51”
13km 37:32 ⑮ 2’53”
14km 40:33 ⑮ 3’01”
15km 43:38 ⑮ 3’05” +14’44″⑫

16km 47:13 ⑱ 3’35”
17km 50:07 ⑱ 2’54”
18km 53:03 ⑱ 2’56”
19km 55:54 ⑱ 2’51”
20km 59:01 ⑱ 3’07” + 15’23″⑲
【権太坂15.2kmでは青学・飯田と1秒差。わずか3kmで1:13差に。何があった?】

21km 62:38 ⑱ 3’37”
22km 65:43 ⑱ 3’05”
23km 69:08 ⑱ 3’25”
23.1km 69:29 ⑲ +10’28″㉑

⑱ 馬場賢人 (立教大学4年) 69分54秒・区間18位

【ハードラック】
・10月箱根予選会→11月MARCH対抗戦を欠場していることから、本調子ではなかったことは明らか。
・自重傾向のまま区間下位に沈んだものの、最後まで大きな落ち込みがないペース配分をしていたのが、同タイム帯のランナー達との違いだった。
・区間最下位のままとことん耐え続け、結果的に、最終盤で区間順位を上げている。

01km 02:45 ⑭ 2’45”
02km 05:49 ⑳ 3’04”
03km 08:49 ⑳ 3’00”
04km 11:45 ⑳ 2’56”
05km 14:43 ㉑ 2’58” +14’43″㉑

06km 17:42 ㉑ 2’59”
07km 20:36 ㉑ 2’54”
08km 23:38 ㉑ 3’02”
09km 26:36 ㉑ 2’57”
10km 29:39 ⑳ 3’03” +14’56″⑲
【一つ前の帝京大学の背中が大きくなってくる】

11km 32:39 ⑳ 3’00”
12km 35:37 ⑳ 2’58”
13km 38:40 ⑳ 3’03”
14km 41:44 ⑳ 3’04”
15km 44:54 ⑳ 3’10” +15’15″⑲

16km 47:57 ⑳ 3’03”
17km 50:54 ⑲ 2’57”
18km 53:54 ⑲ 3’00”
19km 56:47 ⑲ 2’53”
20km 59:57 ⑲ 3’10” + 15’03″⑱
【ここまでは平均キロ3ペースをクリアできていた】

21km 63:27 ⑲ 3’30”
22km 66:16 ⑲ 2’49”
23km 69:34 ⑲ 3’18”
23.1km 69:54 ⑲ +9’57″⑱

⑲ 西村 真周 (東洋大学4年) 70分24秒・区間19位

【ハードラック】
・上尾ハーフ61:18で3位表彰台にも上がった選手。
・東洋大学ファンとして、ここだけは述べたいが、上記の通り、走力としては2区走者として適格であった。
・最初の1kmだけであれば、2:40/kmは決してオーバーペースとは言い切れない。
・その後の失速の原因の全てを、本人のペース配分ミスと限定するのは酷だろう。むしろ結果次第では、後からいくらでも「積極的な入り」と捉えられる範疇である。
・東洋大学は伝統的に、最初の1km速く入る→走りの形を作った後で巡航モードに切り替える、といった入り方が多く、同時に豊富な成功例も持っている。今回の西村も、そのナレッジに則ったランナーの一人に過ぎない。
・仮に、ほぼ同時スタートした駿河台・古橋と同じ68分前後で行っていれば、トータルではちょうど10位シード権争いあたりになる計算。その後の区間での追い方も変わってくることを考えると、そこは悔やまれる。
・12月の練習で好調と報じられており、指揮官も自信を持っての起用だったが……。
・ラップを見ると、4km過ぎから、何かしらのトラブルを抱えていた可能性は考えられる。
(駿河台・古橋との並走が突如解除されたタイミングとも一致する)
・その後、3:00/km前後で耐えているが、容赦なく区間順位が下がっていく様子は、ハイレベルな花の2区の熾烈な争いを如実に物語っていると言える。

01km 02:40 ② 2’40”
02km 05:34 ③ 2’54”
03km 08:25 ⑤ 2’51”
04km 11:17 ⑥ 2’52”
05km 14:18 ⑭ 3’01” +14’18″⑭

06km 17:21 ⑰ 3’03”
07km 20:22 ⑲ 3’01”
08km 23:21 ⑲ 2’59”
09km 26:18 ⑲ 2’57”
10km 29:23 ⑲ 3’05” +15’05″㉑

11km 32:25 ⑲ 3’02”
12km 35:29 ⑲ 3’04”
13km 38:31 ⑲ 3’02”
14km 41:33 ⑲ 3’02”
15km 44:43 ⑲ 3’10” +15’20″⑳

16km 47:56 ⑲ 3’13”
17km 51:05 ⑳ 3’09”
18km 54:05 ⑳ 3’00”
19km 57:00 ⑳ 2’55”
20km 60:10 ⑳ 3’10” + 15’27″⑳
【ここまでは平均キロ3ペースをクリアできていた】

21km 63:41 ⑳ 3’31”
22km 66:47 ⑳ 3’06”
23km 70:04 ⑳ 3’17”
23.1km 70:24 ⑳ +10’14″⑲

⑳ 楠岡由浩 (帝京大学3年) 71分50秒・区間20位

【ハードラック】
・走行中の故障が原因で失速か。
・11月の全日本大学駅伝でスピードエースの2区で区間新タイ。
・11月の記録会で10000m27分台をマーク。
・20番目、最下位付近でタスキを受け、最初の1kmを2分50秒で入ったところまでは映像で確認できる。
・しかし、その後はペースが上がっていない……。
・5kmまでなら、慎重に入っているという見方もできなくはないラップだが、5-10km以降では明らかに異常が発生している。
・チームはその後9位まで追い上げ、往路17位から大逆転でシード権を獲得しており、結果的に楠岡の粘りが望みを繋いだ形となった。

01km 02:50 ⑳ 2’50”
02km 05:51 ㉑ 3’01”
03km 08:52 ㉑ 3’01”
04km 11:49 ㉑ 2’57”
05km 14:41 ⑳ 2’52” +14’41″⑳

06km 17:38 ⑳ 2’57”
07km 20:35 ⑳ 2’57”
08km 23:36 ⑳ 3’01”
09km 26:34 ⑳ 2’58”
10km 29:43 ㉑ 3’09” +15’02″⑳

11km 32:52 ㉑ 3’09”
12km 36:15 ㉑ 3’23”
13km 39:21 ㉑ 3’06”
14km 42:27 ㉑ 3’06”
15km 45:41 ㉑ 3’14” +15’58″㉑

16km 49:00 ㉑ 3’19”
17km 52:15 ㉑ 3’15”
18km 55:19 ㉑ 3’04”
19km 58:17 ㉑ 2’58”
20km 61:32 ㉑ 3’15” + 15’51″㉑

21km 65:12 ㉑ 3’40”
22km 68:06 ㉑ 2’56”
23km 71:30 ㉑ 3’24”
23.1km 71:50 ㉑ +10’18″⑳




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