1万mベストから箱根駅伝2区のタイムを予想すると?

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追記:12/19に、箱根駅伝ラップタイム予想AILaptimeSync)をリリースしました。
ぜひお試しください。
箱根当日のお供に!

※第99回箱根駅伝のデータを使用

■10000m持ちタイム→2区タイム目安
27分10秒 → 65分00秒(1340-2740-4215-5615)
27分20秒 → 65分30秒(1345-2750-4230-5635)
27分30秒 → 66分00秒(1350-2800-4245-5700)
——今回区間賞(28分03秒→66分22秒①)
27分40秒 → 66分30秒(1355-2810-4300-5720)
27分50秒 → 66分55秒(1400-2820-4315-5745)
28分00秒 → 67分25秒(1405-2830-4330-5805)
28分10秒 → 67分50秒(1410-2840-4345-5830)
——平均ライン(28分19秒→68分18秒*⑭)
28分20秒 → 68分20秒(1415-2855-4400-5850)
28分30秒 → 68分45秒(1420-2905-4415-5915)
28分40秒 → 69分15秒(1425-2915-4430-5935)
28分50秒 → 69分40秒(1430-2925-4445-6000)
29分00秒 → 70分10秒(1440-2935-4500-6020)

(持ちタイムと結果タイムを偏差値換算して算出)




■2区目標タイム→必要10000m持ちタイム目安
65分00秒切り → 27分08秒相当の力が必要
65分30秒切り → 27分19秒
66分00秒切り → 27分30秒
66分30秒切り → 27分40秒
67分00秒切り → 27分51秒
67分30秒切り → 28分02秒
68分00秒切り → 28分13秒
68分30秒切り → 28分24秒
69分00秒切り → 28分34秒
69分30秒切り → 28分45秒
70分00秒切り → 28分56秒

(2区タイムの30秒短縮には、10000mPBの約11秒短縮が必要)



■全21選手の推定ラップ
区間1位 吉居大(中央大・3年)
05km 13分50秒①(13:50①)
10km 28分00秒①(14:10①)
15km 43分05秒③(15:05⑩)
20km 57分15秒③(14:10①)
23.1k 66分22秒①(09:07①)
特に10キロまでの走りは、箱根2区の新しい常識を切り拓きました。10-15キロは区間10位相当のペースまでいったんは落ちますが、権太坂で青学・近藤選手の後ろについてからは再び勢いを取り戻しました。

区間2位 近藤(青山学院大・4年)
05km 14分10秒⑨(14:10⑨)
10km 28分20秒④(14:10③)
15km 43分05秒②(14:45②)
20km 57分15秒①(14:10①)
23.1k 66分24秒②(09:09②)
権太坂で引っ張っている分やや割を食ってはいるものの、全体通してほぼパーフェクトなペース配分でした。

区間3位 田澤(駒澤大・4年)
05km 14分10秒⑦(14:10⑦)
10km 28分20秒②(14:10②)
15km 42分55秒①(14:35①)
20km 57分15秒②(14:20③)
23.1k 66分34秒③(09:19⑤)
直前に体調不良があったとは思えない驚異的な走りです。本調子ならば65分40秒あたり、区間新も狙えていた計算でした。

区間4位 石原(東海大・3年)
05km 14分00秒②(14:00②)
10km 28分25秒⑥(14:25⑥)
15km 43分25秒⑥(15:00⑧)
20km 57分55秒④(14:30⑤)
23.1k 67分09秒④(09:14③)
一見前半型にも見えますが、後半まできっちりスタミナが残っていたことがわかります。

区間5位 ムルア(山梨学院大・4年)

05km 14分05秒④(14:05④)
10km 28分20秒③(14:15⑤)
15km 43分15秒④(14:55③)
20km 58分05秒⑤(14:50⑫)
23.1k 67分22秒⑤(09:17⑥)

区間6位 ムルワ(創価大・4年)

05km 14分05秒⑥(14:05⑥)
10km 28分25秒⑤(14:20④)
15km 43分20秒⑤(14:55④)
20km 58分05秒⑥(14:45⑪)
23.1k 67分29秒⑥(09:24⑩)

区間7位 平林(國學院大・2年)

05km 14分10秒⑩(14:10⑩)
10km 28分45秒⑪(14:35⑪)
15km 43分45秒⑨(15:00⑥)
20km 58分10秒⑦(14:25④)
23.1k 67分32秒⑦(09:22⑧)
5区山上りの噂があっただけあって登りが上手いのは勿論のこと、15キロからの下りの切り替えも優秀です。5区のラストの下りで華麗に切り替えて走る様が想像できて、なおさら山の神候補として期待が持てます。

区間8位 内田(法政大・4年)

05km 14分10秒⑪(14:10⑪)
10km 28分40秒⑨(14:30⑦)
15km 43分35秒⑦(14:55⑤)
20km 58分25秒⑧(14:50⑬)
23.1k 67分53秒⑧(09:28⑬)

区間9位 カマウ(国士舘大・2年)

05km 14分25秒⑮(14:25⑮)
10km 29分00秒⑫(14:35⑫)
15km 44分00秒⑪(15:00⑦)
20km 58分30秒⑨(14:30⑥)
23.1k 67分54秒⑨(09:24⑫)
筆者・鉄紺忍者が「一色恭志型」と呼んでいる後半追い上げ型の場合の理想的なラップです。高速化した現代において68分切りは派手なタイムではなくなりましたが、他にまたエースがいるチームでこれをやられるとライバル校には効果絶大です。

区間10位 石塚(早稲田大・2年)

05km 14分30秒⑯(14:30⑯)
10km 29分10秒⑯(14:40⑭)
15km 44分15秒⑭(15:05⑨)
20km 58分45秒⑫(14:30⑧)
23.1k 68分05秒⑩(09:20④)
3年生となった今年度は10000m27分台をマーク。力からすれば、前半はやや抑え過ぎだったでしょうか。ラスト3キロの戸塚の坂では区間4番相当のペースで区間10位まで浮上しています。チーム事情次第ですが、5区に転向しても面白い選手だと思います。高校時代の1500mの印象からどんどん引き出しが増えていますね。

区間11位 丹所(東京国際大・4年)

05km 14分20秒⑬(14:20⑬)
10km 29分05秒⑭(14:45⑯)
15km 44分10秒⑫(15:05⑪)
20km 58分45秒⑪(14:30⑨)
23.1k 68分06秒⑪(09:21⑦)

区間12位タイ 三浦(順天堂大・3年)

05km 14分05秒⑤(14:05⑤)
10km 28分35秒⑦(14:30⑧)
15km 43分40秒⑧(15:05⑫)
20km 58分40秒⑩(15:00⑯)
23.1k 68分11秒⑫(09:31⑭)
区間順位の推移だけ見ると失速していると捉えられそうですが、エネルギー効率的にはむしろ賢いペース配分であると言えます。元気なうちに稼いでしまおうというのが「前半型」の作戦てす。

区間12位タイ 藤本(日本体育大・4年)

05km 14分20秒⑭(14:20⑭)
10km 29分05秒⑮(14:45⑰)
15km 44分15秒⑮(15:10⑭)
20km 58分45秒⑬(14:30⑦)
23.1k 68分11秒⑫(09:26⑪)

区間14位 小澤(明治大・4年)

05km 14分10秒⑦(14:10⑦)
10km 28分40秒⑩(14:30⑨)
15km 44分00秒⑩(15:20⑮)
20km 59分10秒⑮(15:10⑳)
23.1k 68分43秒⑭(09:33⑮)
先頭でスタートし、66分台三人が後ろから追いかけてくるプレッシャーと闘い抜きました。

区間15位 斎藤将(城西大・1年)

05km 14分15秒⑫(14:15⑫)
10km 29分00秒⑬(14:45⑮)
15km 44分10秒⑬(15:10⑬)
20km 59分10秒⑭(15:00⑭)
23.1k 68分46秒⑮(09:36⑱)
今回の1年生の最高タイム。丹所選手・藤本選手の両4年生が丁度良い位置にいたこともあり、上手く力を借りて走っていました。

区間16位 キサイサ(専修大・2年)

05km 14分40秒⑲(14:40⑲)
10km 29分20秒⑰(14:40⑬)
15km 44分45秒⑰(15:25⑯)
20km 59分40秒⑰(15:00⑮)
23.1k 69分05秒⑯(09:25⑨)
一年時の3区20位を受けてかわかりませんが、おそらく序盤抑えて入る指示が出ていたものと思われます。

区間17位 西脇(帝京大・3年)

05km 14分40秒⑳(14:40⑳)
10km 29分35秒⑲(14:55⑱)
15km 45分00秒⑲(15:25⑰)
20km 59分40秒⑯(14:40⑩)
23.1k 69分13秒⑰(09:33⑯)

区間18位 國安(立教大・1年)

05km 14分30秒⑯(14:40⑯)
10km 29分25秒⑱(14:55⑲)
15km 44分50秒⑱(15:25⑱)
20km 60分05秒⑱(15:15⑲)
23.1k 69分37秒⑱(09:32⑰)

区間19位 石田(東洋大・2年)

05km 14分40秒⑱(14:40⑱)
10km 29分45秒㉑(15:05㉑)
15km 45分20秒㉑(15:35⑳)
20km 60分25秒⑳(15:05⑰)
23.1k 70分04秒⑲(09:39⑲)
東洋・石田選手に関しては個別に詳しく書いていますのでコチラを。

オープン参加 工藤(麗澤大・2年)

05km 14分45秒㉑(14:45㉑)
10km 29分45秒⑳(15:00⑳)
15km 45分10秒⑳(15:25⑲)
20km 60分20秒⑳(15:10⑱)
23.1k 70分07秒⑳(09:47⑳)

区間20位 ワンジル(大東大・2年)
05km 14分00秒③(14:00③)
10km 28分40秒⑧(14:40⑩)
15km 44分30秒⑯(15:50㉑)
20km 61分00秒㉑(16:30㉑)
23.1k 71分35秒㉑(10:35㉑)
序盤突っ込み過ぎたでしょうか。激しい順位変動の中でのペース配分は難しさがあったと思います。次回以降、適正ペースで走れれば他校の脅威になってきそうです。




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