出雲駅伝の前日オーダーが本日16時ごろに発表となりました。
東洋大学は以下のようなオーダーとなりました。
1区 児玉悠輔 4年
2区 甲木康博 2年
3区 石田洸介 2年
4区 佐藤真優 3年
5区 前田義弘 4年
6区 吉田周 2年
当日の朝、2名まで正選手と補員の入れ替えができます。
補員 奥山輝 3年
補員 西村真周 1年
まずは、当日変更を考慮しない、現状のオーダーを全体的に分析していきたいと思います。
1区児玉・3区石田・5区前田の出雲経験者と、2区甲木・4区佐藤・6区吉田の出雲初出走のメンバーが交互に来るオーダーとなっています。
酒井監督は過去にも出雲経験者+初出走の交互リレー起用をしています。
(2016年大会)
経験者:1櫻岡④・3弾馬④・5野村③
初出走:2中村①・4奏太①・6采矢④
(2019年大会)
経験者:1西山③・3相澤④・5今西④
初出走:2大澤③・4宮下②・6定方④
(2022年大会)
経験者:1児玉④・3石田②・5前田④
初出走:2甲木②・4真優③・6吉田②
出雲経験者3名には、流れを作る+戦況を立て直す役割が期待できます。
出雲初出走3名は、いずれも三年生以下ということで、来年以降のチームでも出雲経験者として残ることを考えると、非常にバランスの良いオーダーになっていると思います。
9/26時点での区間予想は、6区間3区間中正解(1区・2区・3区正解)
とまずまずの正答率だったようです😅
https://www.izumo-ekiden.jp/assets/pdf/orderlist_pre.pdf
↑区間エントリー全体はこちら(PDFファイルが開きます)
1区(8.0km) 児玉悠輔 4年
去年1区→今年1区。
ここはまず王道で来ましたね。『実績』と『調子』どちらで考えても期待できそうです。
1区経験者の4年生起用というと『柏原選手4年時パターン』に当てはまると思います。この時の順位は……優勝でした!
出雲駅伝の1区はスタート前のスケジュールが選手にとって少し厄介なんですよね。というのも、出雲ドームでウォーミングアップを終えた後に専用バスでスタート地点まで運ばれ、そこでまた少し待ち時間があるという、なんとも独特のスケジュールなんですよね。その点、前回大会で出雲1区を経験している児玉選手は、心配要素が1つ消えますね!
実は、事前インタビューでは1区以外を走ってみたいというような発言もあったのですけどね……😅?
↓↓↓
2区(5.8km) 甲木康博 2年
去年メンバー外 → 今年2区。
大学駅伝デビュー!おめでとうございます。
入学時から期待されてきた甲木選手がついにベールを脱ぎます。
また、2区のコースは当日、追い風の予報も出ていますので、
1500m3000m5000mでスピードを磨いてきた甲木選手本人にとっても追い風と言えるのではないでしょうか。
https://tenki.jp/forecast/7/35/6810/32203/3hours.html
今年の2区はタイム(区間記録更新との戦い)にも注目です!
3区(8.5km) 石田洸介 2年
前回5区→今回3区。
昨年、出雲5区で堂々たるデビューを飾り区間賞も獲得した石田選手。
正直この選手はもう、繋ぎ区間で経験すべきことは全部経験したかなと思うので、今年は満を持してのエース3区起用という形かと思います。
去年は万全でない中での起用だったようですが、今年はしっかり練習も積めているという情報もありますので、更なるステップアップを期待しています。
他大学の3区も、東京国際・ヴィンセント選手(4年)や駒澤・田澤選手(4年)など錚々たるメンバーです。
特に田澤選手は、今年の夏に石田選手がオレゴンで世界陸上観戦&合宿をおこなった際に、トラックで戦う姿を見ていたという関係でもあります。次は自分も世界で戦いたいという気持ちも強くなっているでしょうし、このマッチアップの中でしっかり走り、自信に変えていってほしいなと思います。
4区(6.2km)佐藤真優 3年
前回メンバー外 → 今回4区。
ここからの後半3区間に関しては良い意味で予想が外れました。直近のレースを見る限り調子的にどうかなというところでしたが、しっかり本番に向けて調子を上げてきたのは流石ですね。
石田選手を起用している3区終了時点で、試合としてはある程度形になっているかなという計算をしています。
その次の4区に真優選手を起用できたことで、先頭争い真っ只中ならば競り合いに負けない、東京国際大or駒澤大が大逃げしている状況であれば後方集団を抜け出してチャンスを引き寄せるようなオーダーになっているなと思います。
同期の九嶋選手がちょうど一年前にこの出雲4区で好走していますので、負けられないという気持ちで力に変えていってほしいなと見ています。
当日4区のコースはかなりの逆風という予報も出ていますが、事前インタビューで本人が言っていたように『距離』『起伏』『コンディション』『単独走』『集団走』どんな状況でも走れる真優選手がいてくれると心強いです!
↓↓↓
5区(6.4km) 前田義弘 4年
前回3区 → 今回5区。
前回大会のオーダーと前田選手石田選手が3区5区を入れ替わる形になりましたね。
箱根9区で好走しているところから見るに、やや下り基調のコースのほうが得意なのかなと思うので、出雲5区起用は納得です。
(経験者同士を入れ替えるってあるのかな?という疑問が拭えなかったので4区予想としていました)
6区アンカーで思い切って三大駅伝初出場の2年生吉田選手を起用をしていることもあり、その前の5区でしっかりとお膳立てをすることが今回は必須となっています。
前回の5区石田選手→6区柏選手の流れがまさにそうだったように、4年生&キャプテンの前田選手なら、どんな順位で来ても良い流れでアンカーに繋いでくれそうです。
走る方向が同じですので、4区に続き5区も逆風という予報です。区間予想記事のほうでも書いたと思いますが、前田選手は馬力があるタイプの長身選手なので、むしろ逆風には強いと見ています。
そして、東洋大牛久高校時代の後輩→先輩のタスキリレー三度目(!)の実現となりそうで、こちらも楽しみです。
酒井監督、ここまで来ると偶然ではないですよね???🤗笑
(20年全日本3区真優選手→4区前田選手)
(21年全日本1区真優選手→2区前田選手)
6区(10.2km)吉田周 2年
前回メンバー外 → 今回6区。
大学三大駅伝デビュー戦です!おめでとうございます!
すみません、正直なところ、ここは全く想定していなかったです💦
同時に、オーダーを見て明日一番楽しみになった区間でもあります。
起用されるなら東洋大学ではデビュー戦起用の多い5区だと思っていました。なんとかして今の2年生の学年を主軸に成長させていこうという酒井監督の意志がすごく出ている起用だと思います。
本来なら同じ2年生の梅崎選手に経験させたかった区間だとは思うのですが、補員から外れている+9/24の早稲田記録会でもDNSだったことを見るに、調子が合わなかったかなという印象です。
それならば思い切って、勢いのある吉田選手に経験を積ませよう!ということなのでしょう。
また、この夏の成長は著しく、そのチャンスを掴むだけの力は着実につけてきています。9/17MDC東京1500m、9/24の早稲田記録会ではともに自己ベストを大幅更新しています。
三大駅伝経験者が続く3区石田選手・4区真優選手・5区前田選手のところで、強力なお膳立てもしっかり整っています。自信を持って、のびのびと走ってほしいです!
なにより吉田選手のアンカーということで、やはり今年6月の男鹿駅伝で優勝のゴールテープを切ったシーンが再び浮かんできますね!☝️😄
出雲駅伝当日も笑顔でフィニッシュできることを願って、
応援していきたいと思います!😊😊😊
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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