当ブログで頻出する「10000mスコア」の扱いについて

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先日のライブ放送↑の文字起こしから主に抜粋して書いていきたいと思います。


★データの話をする際のスタンス

選手のデータの話をしていく前に私からお願いみたいなものがありまして。

こういうデータの話をしていくとどうしても、
選手たち駒のように扱ってるように聞こえてしまうっていうことがあると思うんですけど。

私たち駅伝ファンが「活躍してほしい」とか「頑張ってほしい」って言っている時って、
少しでも本人の納得行くような陸上人生を送ってほしいっていう願いから来ているわけじゃないですか。

(こういう色々数字は出してますが)
最終的にはそういう気持ちでデータの話をしているよっていうことを最初に知っておいてもらいたいなっていう話はしようと思っていたんです。

★10000mスコアが生まれた経緯

10000mスコアとは、駅伝やトラックのレースの結果を偏差値を使って客観化(スコア化)して評価したものとなります。

私たち駅伝ファンが馴染みのある数字に置き換えることによって、
大体これぐらいの凄さなんだな、っていうのを分かりやすくしてみた数字なんですね。

将棋とかもそうなんですけど、最近AIで戦況とかって分かるじゃないですか。
どっちが何%優勢ですよみたいな。
あれでまた見る専門の将棋ファンの人増えてるんじゃないかなっていう風に思っていて。

駅伝の新しい楽しみ方になっていってくれたらなと思って、こういう指標を提唱しました。

★10000mスコアをどのように見てほしいか

一番大事なのが10000mスコアを使ってができるかっていうことなんですね。
言い換えると、これがあると何が便利なのかっていうことですね。

画像をクリックすると当該箇所の話をしているシーンから再生されます。

(中略)

最後ですね。3つ目の
「選手たちの隠れた貢献の発見」っていうのが、
実は一番私がお勧めしたい使い方なんですね。

10000mスコアが持ちタイムよりも良かったら、
持ちタイム以上の貢献ができていたっていうことなので、
「このメンバーの中で大健闘だったね」って言うことができますし。

逆に持ちタイムよりも悪くても
「もっとやれるよ次こそリベンジ」って。
持ってるタイムからしたらもっと上のタイムが出るはずだから、
「次リベンジだね」っていう風に捉えてほしいんですね。

こういう客観的なデータを、あの誰より上だとか、誰より下だとか、
そういう使われ方が激しくなっちゃうと、私の意図とはちょっと反していて。

そうではなくて、
タイムでパッと見てわかんないけど、実はこの選手すごい、持ちタイム以上に走れていたんだよとか、
そういう隠れた名選手の発見にデータを使っていきたいし、使ってほしいなっていう風に思っています。


★競技経験がないからこその視点

私は陸上部で走っていたわけではないので(中学高校テニス部)
やっぱり駅伝走ったことある人たちしか分からない領域はあると思います。

そこで勝負してもしょうがないので、私はデータを軸に、
でも冷徹なデータではなくて、温かみのあるデータを駆使してお話ができればいいのかなっていう風に思っています。


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