【出雲駅伝10/14】持ちタイム→予想タイムへの変換【早見表】

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ごきげんよう、鉄紺忍者です。

2024年大学駅伝シーズンがいよいよスタート!
初戦の出雲駅伝は10月14日(月・祝)に開催されます。

出雲駅伝は全6区間・合計45.1kmと短く、箱根駅伝や全日本大学駅伝と比べ、5000mや10000mなどトラックの持ちタイムがレースに直結しやすい超スピード駅伝です。

本記事では、5000mと10000mの持ちタイムから出雲駅伝での予想タイムを導き出すための「変換早見表」を紹介し、レース当日までの時間をより深く楽しめるヒントをお届けしたいと思います。


ブログ以外に、【鉄紺襷のせかい】という東洋大学の駅伝応援サイトも運営しています。よろしければ遊びに来てくださいね♪
https://tetsukontasukiworld.jp

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① 前回大会のデータ調査

まずは、昨年の第35回・2023年大会に出場していた関東10チームを対象に、1区〜6区までの持ちタイム平均・結果タイム平均を調査しました。

区間距離結果タイム平均5000m平均10000m平均
1区8.0km23分28秒13:47 ③28:28 ②
2区5.8km16分35秒13:46 ②28:37 ③
3区8.5km24分57秒13:44 ①28:27 ①
4区6.2km17分52秒13:52 ④28:40 ⑤
5区6.4km18分31秒13:58 ⑥29:08 ⑥
6区10.2km30分08秒13:54 ⑤28:39 ④

このデータを基に、持ちタイム(5000m・10000m)から各区間の結果タイムを予測するための基礎となる情報を作成しました。なお、一部の選手については、5000m・10000mのタイムに大きな差があるため、独自の補正をかけています。

② 各区間の予想タイム計算方法

選手のトラックタイムに応じて「偏差値」を算出し、コースの距離に応じた重みづけを行い、総合的なパフォーマンスを評価します。各区間の距離に基づいた重みづけは以下の通りです:

1区 8.0km:
((5千m偏差値×2.0) + (1万m偏差値×3.0)) / 5

2区 5.8km:
((5千m偏差値×4.2) + (1万m偏差値×0.8)) / 5

3区 8.5km:
((5千m偏差値×1.5) + (1万m偏差値×3.5)) / 5

4区 6.2km:
((5千m偏差値×3.8) + (1万m偏差値×1.2)) / 5

5区 6.4km:
((5千m偏差値×3.6) + (1万m偏差値×1.4)) / 5

6区 10.2km:
5千m偏差値を参照せず、1万m偏差値をそのまま採用。

これらによって算出された「総合偏差値」を使って、持ちタイム(5000m・10000m)から実際の区間でのタイムを予想してみることにします。

③ 持ちタイム→予想タイムの変換早見表

持ちタイム(5000m・10000m)と予想タイムの関係を一覧にすると、以下のようになります。

1区


真っ青=区間新、水色=区間賞、緑色→区間2-3位、黄色→区間4-5位、橙色→区間6-7位、桃色→区間8-10位、真っ赤→区間11位以降 ※基準は前回大会

前回1区区間賞タイムは8.0km22分45秒で、関東10校の中で偏差値67.2に相当するタイムでした。

区間賞を獲得した篠原選手(駒澤大)の持ちタイムは、5000m13:34・10000m27:43で、距離に応じた重みづけをした総合偏差値は66.2でした。持っている実力通りに発揮できていたことになります。

2区

真っ青=区間新、水色=区間賞、緑色→区間2-3位、黄色→区間4-5位、橙色→区間6-7位、桃色→区間8-10位、真っ赤→区間11位以降 ※基準は前回大会

前回2区区間賞タイムは5.8km16分08秒で、関東10校の中で偏差値66.5に相当するタイムでした。

区間賞は二人いました。

一人目が、駒澤大学の佐藤選手で、5000m13:22:91・10000m記録無し(27:50程度と推定)での出場でした。持ちタイムの総合偏差値は67.6でした。ほぼ力通りに走れていたことになります。

二人目が、青山学院大学の黒田選手で、5000m13:52:68・10000m28:33.62での出場でした。持ちタイムの総合偏差値は46.0で、特に5000mは関東10チームの平均以下でしたが、のちに箱根2区区間賞を獲得する片鱗をこの時すでに見せていたようです。

5000m10000mの持ちタイムを4.2対0.8の比重で計算しているため、色の切れ目がほぼ水平に入っているのが特徴です。

区間記録は15分27秒ですが、前回の2区は向かい風でした。区間賞は16分08秒と、区間記録よりも大きく遅れました。

真っ青(区間新)の部分がありませんでした。仮に5000m13:00・10000m27:00という選手がいたとしても、前回のコンディションでは15分38秒が最高で、区間記録は破れなかったという計算になっています。

3区

真っ青=区間新、水色=区間賞、緑色→区間2-3位、黄色→区間4-5位、橙色→区間6-7位、桃色→区間8-10位、真っ赤→区間11位以降 ※基準は前回大会

前回区間賞タイムは8.5km24分06秒で、関東10校の中で偏差値65.5に相当するタイムでした。

区間賞を獲得したヴィクター・キムタイ選手(城西大)の持ちタイムは5000m13:26.77・10000m28:24.57で、事前の持ちタイムで見た総合偏差値は56.3と決して高くなかったですが、好走しました。

持ちタイムから最も好記録が予想されていたのはリーキー・カミナ選手(創価大)で、持ちタイムは5000m13:32.97・10000m27:50.66でした。結果タイムは24分13秒で、区間2位でした。 仮に総合偏差値65.1の通りに走ったとすると、24分08秒でしたので、ほぼ実力通りだったといます。
※ドーピング違反で3年間出場停止となり、現在は記録無効となりました。

日本人最高記録は、第31回・2019年大会で相澤晃選手(当時4年)がマークした23分46秒ですが、この表で見ると大体13:25×27:30あるいは13:35×27:25くらいの走力だったのではないかと推測します。

4区

真っ青=区間新、水色=区間賞、緑色→区間2-3位、黄色→区間4-5位、橙色→区間6-7位、桃色→区間8-10位、真っ赤→区間11位以降 ※基準は前回大会

前回4区区間賞タイムは6.2km17分35秒で、関東10校で偏差値66.5のタイムでした。

2区と少し似ている水平方向の地層になっています。コースの特徴上、2区と、4・5区の風向きは逆になることが多いです。前回の4区・5区は追い風気味でした。

5区

真っ青=区間新、水色=区間賞、緑色→区間2-3位、黄色→区間4-5位、橙色→区間6-7位、桃色→区間8-10位、真っ赤→区間11位以降 ※基準は前回大会

真っ青の部分が非常に大きいです。全6区間の中では区間記録を更新できる見込みが最も高いことになりますが、前半三区間やアンカーが重要視される中で5区にエース級を配置することは難しく、依然として第28回・2016年大会の安藤選手(青学)がマークした17分43秒は高い壁となっています。

第35回・2023年大会では、吉田響選手が17分45秒で走り、区間記録に肉薄していました。

6区

真っ青=区間新、水色=区間賞、緑色→区間2-3位、黄色→区間4-5位、橙色→区間6-7位、桃色→区間8-10位、真っ赤→区間11位以降 ※基準は前回大会

5000mを参照していない、縦軸無しのグラフとなっています。

日本人最高記録には、第31回・2019年に土方英和選手(國學院)がマークした29分05秒がしばらく君臨していましたが、前回第35回・2023年に鈴木芽吹選手(駒澤)の29分00秒に塗り変わりました。どちらの記録も10000m27分40〜50秒相当の素晴らしい記録です。

他サイト様ですが、2023年大会までの歴代記録がまとまっており、参考にさせていただきました。
http://blog.livedoor.jp/ikedateki/archives/51951606.html

まとめ

いかがでしたか?

今回は、5000m・10000mのトラック記録を基にした予想タイムの計算によって、出雲駅伝の展開をより一層楽しむためのヒントをお届けしました。

また、区間賞を狙うためには非常に高い走力が求められることが明確となり、トップ選手の実力の高さが浮き彫りになりました。

レース当日は、予想を上回る選手たちのパフォーマンスが、さらなる興奮をもたらすかもしれません。スピード感溢れる展開をぜひ楽しみましょう!

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