ごきげんよう、鉄紺忍者です。
10月の出雲駅伝、東洋大学は8位という結果でした。
そして大学三大駅伝シリーズはまだまだ続きます。
今回の記事は、11月に行われる全日本大学駅伝の東洋大学の区間予想です。
※10月20日現在、以下16名の一次エントリーのみ発表されている段階です。
奧山輝・ 熊﨑貴哉・ 十文字優一・ 菅野大輝・ 松山和希・ 村上太一
3年生
梅崎蓮・ 小林亮太・ 増田涼太・ 吉田周
2年生
網本佳悟・ 緒方澪那斗・ 岸本遼太郎・ 西村真周・ 藤宮歩
1年生
薄根大河
そして、現段階での私の予想はこうなりました。
背景緑:出雲駅伝出場、レギュラー組
背景黄:レガシーハーフ出場、復帰組
背景青:出雲駅伝欠場、復帰組
背景ピンク:三大駅伝未出場、デビュー組
■意識した点
・まず前提として10月15日のレガシーハーフに出場した 西村選手・村上選手・網本選手・十文字選手は、レースペースのハーフマラソンを月2本というのは普通は負担が大きい為、後半ロング区間での起用はいったん頭から外しました。あるとしても、リザーブではないかと。
(もちろん東洋大学陣営が実際に起用してきた場合は、大丈夫なのだと思います)
・逆に、梅崎選手や松山選手は本来長い区間が得意にもかかわらず、一度出雲駅伝でスピード仕様に仕上げていますので、ここで一度ロング区間を走って本来の長所を取り戻しておいてもらいたいです。
■1区
・1区は復帰組の奥山選手としました。
・前年の全日本大学駅伝で1区14位となりましたが、その後も酒井監督は、今年2月の宮古島ワイドーズミ駅伝3区や、6月の男鹿駅伝では1区と、積極的に起用しています。ぜひその経験を三大駅伝に還元してもらいたいですね。
・それか全日本からエントリーに入ってきた藤宮選手は、調子次第ですが、あるとすれば1区なのかなと考えています。
■2区・3区・4区
・2区3区4区は、セットで考えています。
・前半区間ということで順位変動が非常に激しい為、小林選手→熊崎選手→緒方選手ら先月の出雲駅伝でのレース勘が残っている選手から選んだほうが、慌てないと思います。
・ここに菅野選手も入れたいところなのですが、出雲駅伝で大体持ちタイム通りに走れていたことから(レースアドバンテージスコア を参照)、あとは記録会で自己ベストを狙うか、箱根駅伝に向けて調整してもらうのでもいいのかなと個人的には思います。
・一方で、熊崎選手はまだ持ちタイム通りの走りができていません。もう一度試しておきたい意味で入れておきました。去年でいう児玉選手のイメージです。
■5区
・5区6区まで来ると、コースは比較的走りやすくなります。一方で、距離が伸びて気温も上昇してくるので、ペース自体はやや落ちる区間です。
・レガシーハーフを走っている西村選手は本来休ませたいのですが、今回九嶋選手が起用できないことで1枚足りないので、なんとか走ってくれないかなという心境です。
・西村選手は1区も考えたのですが、ペース的には5区のほうがハーフを走った際の感覚に近いと思い、投稿直前で奥山選手と1区5区を入れ替えました。
・また、前半である程度レースの流れ的にはお膳立てが整っており、ここは少しブランクのある復帰組の選手や、デビュー組の選手もそろそろ混ぜていきたいところです。
・吉田選手のサプライズ復帰があるとすればこのあたりなのかなと思っています。どうしても起用したいデビュー組の選手が2名以上いる場合は、5区6区or1区6区で配置する形になるかと思います。
・その他、菅野選手・熊崎選手の出雲組を二人とも起用する場合は、どちらかを5区に回すこともできます。
■6区
・6区の新人枠は、出雲駅伝で最終エントリーまで控えに残っていた岸本選手が、一番デビューに近いのではないでしょうか。
・増田選手も、昨年6区でデビューを果たした村上選手がマラソン挑戦からの流れだったことを考えると、そろそろ起用があっても良い頃です。今季前半に、5000m14分06秒で大幅に自己ベストを更新しています。
・もちろん唯一の1年生薄根選手も考えられます。ただ、かなり早い段階で一関ハーフを経験させていることから、1年目の今年に関しては箱根駅伝一本に絞ってきているように見えなくも無いです。(もしかして箱根5区山登りに備えている?)
・網本選手、十文字選手のデビューも楽しみに待っています。
■7区・8区
・7区梅崎選手 – 8区松山選手は、私の中ではすんなり決まりました。
・二人の並び方も、フラットなコースが得意な梅崎選手が7区、上りに強い松山選手が8区で、多分良いんじゃないかと思います。
・この2人以外だと真っ先に浮かぶのはやはり村上選手です。外している理由は前述のレガシーハーフの関係です。
・それから同じレガシー組で西村選手は、このブログでずっと書いてきている通りに本当に箱根駅伝5区山登りを走ってくれるのであれば、OB山本修二選手やOB宮下隼人選手のように、登りのある全日本大学駅伝8区アンカーを下級生のうちから任せて、いっそスタミナエースに育ててしまう手もあるかなと思います。その場合はもう、11月12月はレースに出ず、休養と登りの練習に充ててもらいたいです。
(そうそう。レガシーハーフの終盤、新国立競技場に向けての登り15-20kmの西村選手のラップはもうご覧になりましたか? なんと15分10秒だそうですよ。ハーフの終盤の登りって、15分後半ぐらいかかってもおかしくないのですが。いやはや、これは色々と楽しみです。)
・そしてお正月の箱根駅伝では、松山選手の復調具合を見ながら、緒方選手か松山選手のどちらかが花の2区、もう一方が4区を走るのがいいんじゃないかと思います。ですので、この二人には全日本でも登りコースを選んで配置しています。
■最後に
・心構えとして、前年に引き続き1区2区3区までは苦戦するかと思います。
・なぜかというと、前半3区間の上位争いには、エースランナーを擁する地方大学、スピードランナーを気にせず投入できる箱根駅伝がない大学、区間配置がギャンブル的なチームなど、まだまだ混ざっている段階です。
(あっという間ですので、朝8時のスタートから見るのがオススメですよ😀)
・4区5区あたりからは、東洋大学もこの二年間で厚くなってきた選手層に物を言わせて、ブイブイ前に出ていけるのではと思います。今回4区に予想した緒方選手は、出雲駅伝1区で28分32秒相当の力で走れていました。できれば彼のところで順位を上げたいです。
・特に今年は、東京農業大学 東京国際大学 城西大学あたりがロケット作戦で来るんじゃないかなと読んでいます。
・やはり東洋大学は、後半ロング区間6区7区8区での追い上げが持ち味ですよね。ファンも最後まで根気強く応援していきたいと思います。鉄紺のタスキ東洋大学、ファイト!
ひとこと:6区8区10区が、比較的ギリギリまで待てる区間だと思います。
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コメント
お疲れ様です
酒井監督の1区2区3区の位置付け気になりますね。個人的には今年の選手層を考えると昨年より5区6区に実績のある選手を置けなそうではあるために、1区をより重視し熊崎君などを配置してもいいのではないか?と思います。
あとは松山君は箱根2区を考えると全日本は2区か3区で見てみたいなと言う気持ちがあります。
この事から個人的な希望的オーダーとしては
熊崎→松山→小林→西村→村上→岸本→梅崎→緒方
コメントありがとうございます。
あぁ!1区熊崎選手という手もありましたね!
なるほど、この並びも面白いです。
昨年の映像見ると、中央の4年生だった千守選手がかなり主導権握って良い走りだったので、
ちょうどあんな感じで行ってもらいたいというイメージもわいてきます。
松山選手にスピードが戻れば、箱根2区のタイムも伸はぜそうです。
熊崎君が1区ハマればポテンシャルも含めて箱根にも+になりそうですよね。
はい、まさにそう思います!