ごきげんよう、鉄紺忍者です。
10/9(月・祝)に開催される出雲駅伝の エントリーメンバー10名 がいよいよ発表されましたね。
前回の区間予想記事 を出した際はまだエントリーが出ていない中での予想でしたので、
今回また改めて、エントリーを見た上で区間予想をしていきます。
東洋大学 出雲駅伝 エントリーメンバー |
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NAME | 5000m | 10000m |
4年生 | ||
熊崎 貴哉 | 13:56.69 | 28:36.36 |
菅野 大輝 | 14:07.66 | 29:09.59 |
松山 和希 | 13:48.80 | 28:42.17 |
村上 太一 | 14:07.19 | 29:07.76 |
3年生 | ||
梅崎 蓮 | 14:08.40 | 29:18.70 |
小林 亮太 | 13:55.81 | 28:36.42 |
2年生 | ||
網本 佳悟 | 14:12.37 | 29:03.08 |
緒方 澪那斗 | 13:54.45 | 28:36.67 |
岸本 遼太郎 | 14:06.84 | 29:52.57 |
西村 真周 | 13:55.92 | 29:03.95 |
↓
■選出の流れ
まず、出雲駅伝の翌週に開催される『東京レガシーハーフマラソン』(10/15)にエントリーしていない4名——熊崎(4)・梅崎(3)・小林(3)・岸本(2) は、
出雲駅伝に照準を合わせていると推測し、出場可能性が高いと考えました。
続いて『レガシー組』の菅野(4)・松山(4)・村上(4)・網本(2)・緒方(2)・西村(2)のうち、
松山選手は早めに駅伝でのレース勘を取り戻しておきたいのではないか、また、エースが出雲駅伝を走らずに卒業してしまうのはもったいない、との考えに至り、ハーフではなく出雲駅伝のほうに「出場する」と予想しました。
もう一人、西村選手は日本インカレ10000mを9/14に走っており、スピード仕様に仕上がっていると考えて「出場する」と予想しました。
以上の推察から
出雲のみ組 熊崎(4)・梅崎(3)・小林(3)・岸本(2)
+
レガシー組 松山(4)・西村(2) ※出雲出走=ハーフ回避、の前提で書いています
を6名を本命として予想オーダーを組み立てることにしました。
■1区 小林 亮太(3年)
前回予想 → 小林亮太選手
・前回予想と変わらず、1区は小林選手と予想します。
・むしろ、箱根駅伝1区に名乗りをあげていた九嶋選手が出雲エントリーから外れてしまったことで、「箱根駅伝のスターター候補を別に探しておいたほうがいい」という意味合いがより強くなったように思います。
・西村選手、緒方選手、に思い切って任せるという発想も引き続きあります。
■2区 熊崎 貴哉(4年)
前回予想 → 奥山輝選手
・前回2区予想の奥山選手はエントリー外でしたので、2区には熊崎選手を予想します。
・過去3年間、出雲駅伝の時期、10月一発目のレースが全て自己ベストという「秋男」なんですよね。
大学1年 20.10.11 14分07秒44 PB (5000m) トラックゲームズinTOKOROZAWA
大学2年 21.10.13 29分29秒64 PB (10000m) 早稲田大競技会
大学3年 22.10.22 28分36秒36 PB (10000m) 平国大記録会
・今季は、「自己ベスト」の代わりに「出雲駅伝での爆走」を期待しています。
・熊崎選手なら、「出雲2区はデビュー戦の選手」という過去2大会の法則にも一応あてはまりますしね。
・菅野選手を入れ替え候補のところに書いたのは、4年生の今年は関東インカレ5000mのメンバーにも選ばれていますし、酒井監督としてはスピードが伸びてきたという見方をしているのかなと思ったからです。
■3区 梅崎 蓮(3年)
前回予想 → 梅崎蓮 選手
・前回予想と変わらず、3区は梅崎選手と予想します。
・最初に浮かんでいたのは3区松山・5区梅崎というオーダーでした。5区で区間賞を獲ってもらって、箱根駅伝2区にも弾みをつけてもらいたいという発想からです。
・ただ、梅崎選手はおそらく次の全日本大学駅伝で7区に登場しますよね。だったら、そこで当たりそうな相手と前もってぶつけておくのもいいのかなと、3区梅崎・5区松山に入れ替えました。どちらでも強いと思います。
・3区のコース適性などの話は前回予想に詳しく書いています。
・もちろん6区アンカーも考えました。
■4区 西村 真周(2年)
前回予想 → 田中純選手
・前回4区予想の田中選手はエントリー外でしたので、4区には西村選手を予想します。
・2年前に同じ山下りの九嶋選手が、同じ2年時に、区間2位と好走しています。ちょうどあんな感じのイメージです。
・男鹿駅伝2区の映像を見るに、登り坂にも強いようですし、途中までダラダラと上る4区のコースは合っていると思います。しかもラスト600mは元々得意な下り。
・ただ今回、他校の最短2区の編成を考えてみると、海外遠征組の駒澤佐藤選手、中央吉居大和選手、順天堂三浦選手らが集結してくることが予想されます。そこに向かっていくのがデビュー戦の熊崎選手だと荷が重いというようであれば、7月9月と試合出場がありレース勘も冴えているであろう西村選手のほうをぶつけたほうがいいかもという考えも、よぎらないこともないですね。
■5区 松山 和希(4年)
前回予想 → 網本佳悟 選手
・1小林→3梅崎→5松山という表彰台や日本人TOP3などの実績ある選手で、2熊崎→4西村→6岸本のまだ経験の浅めな選手を サンドイッチ するよう意識しました。5区松山選手には、6区デビュー戦の岸本選手に勢いをつける役割もあります。
・前回予想では、もっと若手主体になると読んでいたので網本選手を入れていました。しかしここまで大量に上級生がエントリーできたとなると、網本選手はレガシーハーフのほうで63分台62分台を狙って、箱根駅伝のレギュラーをまずはしっかり掴むほうが自然なのかなと感じました。
・松山選手がもし出走となれば、2年生の時の箱根駅伝以来の三大駅伝出走となります。まずは出雲5区 区間賞から幸先よく最終学年の駅伝シーズンを始めてもらいたいです。
・前回大会も1児玉→3石田→5前田と、主軸がひとつ飛ばしに配置されていたかと思います。本来3区を走りそうな選手が5区にスライドするというのは、最近の東洋大学でもよくあることみたいです。
(そういえば前々回も1児玉→3前田→5石田で、主軸は同じ顔ぶれでしたね)
■6区 岸本 遼太郎(2年)
前回予想 → 西村真周 選手
・私はこの6区が一番わからなくて、正直お手上げ状態です。直感では、6区緒方選手や6区村上選手も同じくらいの確率な気がしているくらいです。
・4年生4名入ったエントリーを見た時に、岸本選手はまだインカレにも出たことがないですし、さすがに順番的にデビューは早いのかなとも思い始めました。
・ですが、前述の通り レガシーハーフにエントリーしていない ことが引っ掛かり、出雲駅伝に絞って準備している感じなのかなと考え始めました。
・6区緒方選手も、本当に最後の最後で表を作り直したくらい悩みました。彼の場合は、一度出雲駅伝でデビューさせてしまえば、全日本ではどの区間でも行けると思っています。
・気になったのが、6月の仙台国際ハーフDNSというのがあった点です。首脳陣が一度ハーフを走らせておきたがっていそうな雰囲気は感じるんですよね。となると、レガシーハーフ経由の全日本デビューなのでしょうか?
・6区村上選手も、四年前の定方駿選手みたいで似合うなと思います。村上選手は8月の北海道マラソン明けではあるのですが、その夏チームで一番走り込んだと紹介されていた定方駿選手は、短い出雲といえどアンカー10.2kmでかなり走れていましたからね。
・あと、レガシーハーフの6名 菅野(4)・松山(4)・村上(4)・網本(2)・緒方(2)・西村(2) の中で、ハーフのタイムで特に今からアピールする必要性が一番薄そうなのが村上選手だと感じたのもあります。
・つまり、レース勘を取り戻したいわけでもないですし、出雲駅伝に出てレガシーハーフに出損なったとしても他の選手より箱根駅伝メンバー10名の当落に影響が少ない。だから6区アンカーとかなら、村上選手が出場してもいいじゃないかなと思ったのでした。
エントリーも発表されて、ますます楽しみになってきた出雲駅伝。
決戦の舞台は、10月9日 (月・祝) の出雲大社からスタートします。
コメント
コメントありがとうございます。
卒業後まで見据えて、4年で花開くよう慎重に育てているように見えますね!4年生が多いのにも納得がいきます。
(恐れ入りますが、選手の不確定な進退などに関するコメントが含まれている場合、今後コメントを非公開にさせていただく場合がございます。ご了承ください。)
せっかくコメントいただいたのに申し訳ありません💦