【1区】東洋大学・出雲駅伝ガイド

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1区(8.0km)

【出雲大社 正面鳥居前】→【出雲市役所・JAしまね前】

コース全体を紹介した動画はこちらになります↓↓↓

出雲駅伝 コース全体紹介(島根県出雲市)

出雲駅伝での東洋大学のエピソードを、こちらの動画内の画像をまじえながら紹介していきたいと思います。

★東洋大学 歴代1区ランナー

09年 柏原竜二② 22:50 区間2位
10年 設楽啓太① 23:27 区間5位
11年 柏原竜二④ 23:21 区間6位
12年 設楽啓太③ 23:39 区間8位
13年 田口雅也③ 24:05 区間6位
14年 服部弾馬② ※中止
15年 高橋尚弥④ 23:57 区間12位
16年 櫻岡駿 ④ 23:37 区間7位
17年 西山和弥① 23:40 区間5位
18年 相澤晃 ③ 23:21 区間2位
19年 西山和弥③ 24:41 区間10位
21年 児玉悠輔③ 23:49 区間7位

まず歴代の出雲駅伝1区を走った選手達を見てみますと、箱根駅伝5区山登りでも大活躍した山の神・柏原竜二選手を筆頭に、名だたるランナー達が並んでいます。

一般的に、出雲駅伝のコースの中でも距離の長い1区・3区・6区(アンカー)は特に重要視されている区間です。

★1区 スタート

二の鳥居、勢溜(せいだまり)の大鳥居がスタート地点です。

スタート地点の景色(進行方向と反対向き)

出雲駅伝のスタート前の待機場所というのは、独特の緊張感が漂っています。

出雲→全日本→箱根と続く大学三大駅伝のスタートでもありますから、この先を占う意味でも、出雲1区の選手は
「絶対に出だしでつまずくわけにはいかない……」
というプレッシャーも背負っています。

★1区 序盤

ピストル音と同時に、大学生ランナーが一斉に神門通りを駆け下りていく姿はかなりの迫力があります。最初は真っ直ぐ伸びる下り坂となっていて、入りの1キロ通過は2分40秒台のハイペースになる年もあります。

スタートして500mほどで、大きな白い鳥居をくぐります。一の鳥居・宇迦橋(うがばし)の大鳥居です。アンカーの6区もあとでここを通ります。
※2021〜2022年は工事中のため約40m迂回するコースを走りました。

スタート地点(選手目線)から見える宇迦橋の大鳥居

スタートを見届けた後、一旦テレビ放送はCMに入るのですが、駅伝ファンたちはレース状況が気になってソワソワする時間です。

2017年、当時1年生だった西山和弥選手が起用された時は、特に祈るような気持ちで見ていました。

全日本インカレで3位(日本人1位)に入るなど実力は申し分なかったですが、それでもやはり初出場ということで、
「本人にとって苦いデビュー戦にはなるべくなってほしくないな……」
という心配な気持ちが正直ありました。(せっかく東洋を選んで入学してくれたわけですしね。)

しかしその心配も無用でした。

「誰か大きい選手の後ろに隠れて、なんとか食らいついていってほしいな……」
なんていう私の願いをよそに、2km手前でCMがあけると、、、


思いっきり先頭にいるwww

頼もしすぎて笑ってしまったのでした

★1区 中盤

3キロ手前、先頭集団のペースは、牽制と登りの影響で3分ペースくらいまで落ちることが多いようです。

加えて風の影響もあるので、風が強い場合などにはここで1号車実況から紹介されることもあります。

そして浜山公園前の登り→からの→下りは、1区最初の仕掛けどころです。

浜山公園陸上競技場では、レース後にメンバー外の選手による記録会が行われる

ここでは、2008年に柏原竜二選手(当時1年)が、広島経済大のガンガ選手に飛び出しに果敢に食らいつき、逆に先頭を奪おうかというシーンがありましたね。

このシーンは【公式】ハイライト動画があります↓

柏原選手らしさ全開のデビュー戦!
下り坂でペースアップ
今年はS字カーブで揺さぶりがあるか

2010年には、高校時代に同じ埼玉県でしのぎを削ってきたライバル同士である東洋大・設楽啓太選手&日体大・服部翔大選手(ともに当時1年)が協力して、
トップの早稲田大・矢澤曜選手(当時3年)を追いかけるというシーンもありました。

この後も二人のライバル関係は続き、4年時にはそれぞれの大学でキャプテンとなり、最後の箱根駅伝5区山登りで対決します。
(しかも区間タイムわずか1秒差の大接戦でした。)

それを知っているファンからすると、少しマニアックですが貴重なシーンなのではないでしょうか。

1区4.78kmのところで後ろに一瞬小さく映っています↓

他にこの付近で思い出すのが、2015年の高橋尚弥選手(当時4年)の飛び出しですね。

高橋選手は2015年1月の箱根駅伝で3年生にしてようやくデビューを果たしたことをきっかけに、
(酒井監督いわく『秘密兵器』)

その後は勢いに乗って、5000m、10000m、ハーフマラソンとすべての距離で自己ベストを更新していきました。

前年まで大学駅伝での出場がなかった高橋選手が、数ヶ月後には出雲駅伝の1区で各校のエースたちと肩を並べているという、その成長具合には感慨深いものがありました。

5キロ過ぎの橋を越えると、いよいよ終盤へ……

1区 終盤

画面左『100』の看板が、だいたいラスト2kmの目印です。

レースが大きく動き出す。CMの間にガラリと展開が変わっていることも……

ここでは、相澤晃選手(当時3年)を起用した2018年を思い出します。

残り2キロでスパートをかけると、青学大・橋詰選手、城西大・荻久保選手の三人の区間賞争いとなりました。

結果的には惜しくも区間2位となりましたが、先頭が見える位置でタスキをつなぎました。

実はすごいのは、ここから相澤選手の無敗記録が始まるということです。

このレースの後から約三年間、出場した駅伝すべてで区間賞を獲得するのです。(全国都道府県駅伝を含む)

特に、3年次箱根→4年次出雲→全日本→箱根の四大会連続区間新は驚異的で、ファンの度肝を抜きまくりました。

相澤選手の無敗記録:
東洋大3年時・2018年11月・全日本大学駅伝8区で区間賞〜
実業団2年目・2021年11月・九州実業団毎日駅伝1区で区間2位となるまで

今となっては、ある意味レアな区間2位↓

勝っても負けても、みな貴重映像

というわけで、いかがでしたでしょうか。

次回は、スピードスター集う2区(5.8km)でのエピソードを振り返っていきます!!!

お楽しみに。

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