ごきげんよう、鉄紺忍者です。
箱根駅伝前の大きめの選考レースも残すところ、11/26小江戸川越ハーフのみとなりました。
(まだ走るのか知りませんが。滑り込みで日体大記録会もあるかもしれませんが。)
その後は各所でかなりハッキリした予想も出てくるのではないでしょうか。そうすると、当ブログもだいぶ埋もれるかと思うので、
今回は先にこのポッカリ空いたお休み期間中に読めちゃう、11/19上尾ハーフ時点までの情報での、箱根駅伝16名のエントリーメンバー予想・考察を整理してみることにいたします。
(コメント機能はお休みします。頂いていたコメント感謝しています🙏😉💦)
神セブン – ③梅崎 ③小林 ②緒方 ④熊崎 ④松山 ④村上 ②西村
10月の出雲駅伝 or 11月の全日本大学駅伝を走り、かつ、その後の11/19上尾ハーフでのテストを免除されているメンバー達です。
彼らはよっぽどの事が無い限り、基本的にはエントリー当確として良いかと思います。
出雲や全日本はスピードの要素が大きいですから、今は箱根駅伝に向けてスタミナ練習を積んでいるところだと思います。
特に、2つとも出場した梅崎選手・小林選手・緒方選手・熊崎選手は、箱根駅伝でも要となる区間を任せたいところです。
上尾ファイブ – ④菅野 ④奥山 ④九嶋 ①薄根 ②岸本
ユニット名これでいいのか疑問ですが(笑) 伝わりやすさ重視で、今回だけ我慢してくださいm(_ _)m
先日11/19の上尾ハーフを63分台の好タイムで走れたメンバーです。
ここまでで、12名です。出走権10枠のうち8~9枠ぐらいは、この12名から選ばれるんじゃないかなという感覚です。
④菅野 ④奥山 ①薄根
菅野選手は出雲駅伝、奥山選手・薄根選手は全日本大学駅伝も走っていますが、当確とまではいっていなかったようで。今回の上尾ハーフ63分台で、ようやくエントリー入りが確実になったかと思います。
駒澤・青学・國學院・中央の4校は、ちょっと今年に関しては背中が遠い感じですが、5番手以降の大学との対抗力を考えた場合には、脇を固める選手達が数で揃ってきたのは大収穫だったと思います。
これで最終10区まで63分台の選手が残せることになりそうです。いざアンカー対決ということになっても、自信を持って主導権を握れると思います。
箱根駅伝は10区間あって、本当に長いですからね。ミスがないことは大事ですが、ミスがあっても諦めずに積み重ねていければ、最終的にはしっかり手応えのある結果はついてくるはずです。
④九嶋
九嶋選手は、前半シーズンのMVPにしてもいいのかなというぐらいショート・ロングどちらもコンスタントに走れていました。その彼が11月中旬の時点でハーフ63分25秒まで復調しているのなら、箱根駅伝に向けては相当明るい材料です。
今の3枚看板は③梅崎選手・③小林選手・②緒方選手かなと思いますが、本来はそのさらに上位にいる存在として、どちらかというと今の④松山選手のようなポジションで見ています。神セブンに九嶋選手が加わって神エイトくらいの感覚でしょうか。
②岸本
出雲・全日本ともに出場まであと一歩かなというところで、上尾ハーフ63分39秒。やはりしっかり力がついてきていましたね。そして意外にも、彼が10人に入れるかどうかは、今回の東洋大学の第100回箱根駅伝において非常に重要な意味を持っています。それが次の、編成バランスのお話。
編成バランスについて
今年度の箱根駅伝では、緒方選手・薄根選手・岸本選手のうち2名は出しておきたいんですよね。そうじゃないと、他はほぼ全員、前回の時点でも走れそうだったメンバーですから、単に99回大会のリトライになってしまう。
その緒方選手だって、既に去年の時点で「全日本選考会”駅伝”」のレギュラーだったと思っているので、本来ならそろそろ緒方選手の次の2名が入ってこないと、というところ。
ですから、単純に神エイトに、上尾ハーフ上位の菅野選手奥山選手足した10人だと、99回箱根時点での現有戦力からのパワーアップはあれど、実質2023年度の新戦力は無しということに。そうなると、2024年度が相当経験不足なチームになる怖さがあります。
99回(2023)→100回(2024)で出てきた芽をしっかり将来へ繋げるのであれば【来年度も残る箱根初出場の選手】を少なくとも2名以上、できれば3名入れたいです。
酒井監督就任後の86回大会以降のオーダーを全て洗い出すと、これに該当する選手はどの年も必ず3〜4名入っています。
例えば前回なら2区石田選手・3区小林選手・6区西村選手の3名。前々回なら3区佐藤選手・4区木本選手・7区梅崎選手の3名がそうでした。これは酒井監督の起用傾向としても徹底されている部分です。
ところが、それがたった一度だけ「2名」だった年があります。95回大会(2019)です。
初日に往路優勝して復路も8区14kmまで先頭を走ったあの年ですね。その時は、8区鈴木選手と10区大澤選手だけが、【来年度も残る箱根初出場の選手】でした。若手主体で挑んだ94回大会の翌年ということで、集大成の年、優勝を狙いに行った年ですから、ある意味ではそういう特殊な年だったのだと思います。
そしてその次の96回大会(2020)は 3位→10位でした。95回でバランスを崩して注ぎ込んだ分、しっかり反動が来ていたのです。
95回の時は優勝候補の一角であり、しかもどこかもう一歩上手く転がっていれば優勝できたと思うので、しょうがないのですが。やはりバランス的には「3名」。現在は4年生を重視する新傾向になっているとしても、これまでの最少人数である「2名」は新人選手を組み込みたいところなのではないでしょうか。
もしも今回、東洋陣営が「1名」ないしは「0名」という選択をとってきたら、それはもう本当に、100回大会までが1つの章の終わりで、翌年101回からはまたゼロから再建するという、大胆な意思表明だと思っています。
緒方選手と薄根選手は行けそうか。そこにプラスして岸本選手が入るのか、他の新人選手が入るのか、今年は今年で集大成として4年生を入れるのか。注目しています。
もしこの傾向を強く見るなら、4年生はやっぱり去年同様5名までが限界ですかね。そして出走10名の4年生残りひと枠が、菅野選手・奥山選手どちらかなのかなぁ、という気はしています。
えぇ……、63分04秒と63分19秒で、最後のひと枠争いなのか。恐ろしい時代に来てしまった。
レガシーツー – ②網本 ④梶野
なんだか銅像立ってそうな名称になりましたが(爆) ここも便宜上、許してください。
この14名までは、特に故障がない限り外す理由があまり見当たらないと思います。
レガシーハーフで出したタイムそれぞれ64分32秒・64分43秒というのも、起伏有りで、気温もまだ高い中で練習している時期なので、上尾の同タイムよりもバリューが高いと見ていいかと思います。
④梶野
しかも梶野選手は、11/11の日体大記録会で29分12秒もマークしてきっちりダメ押しまでできています。3年時の前回も29分08秒をマークして惜しいところまで行っていましたが、肝心のハーフの記録を持っていなかったので翌4年目に期待というところでした。今年は10月に64分台で走れて、条件は揃ったのかなと思いますが。外れるとしたら、やはり学年バランスが若干ネックでしょうか。
②網本
今年はついに出雲駅伝の現地8名まで入れるようになりましたね。彼の場合、そこから距離が延びるほど有利なイメージだったのですが、なぜか出雲が一番惜しくて、そこから全日本13名の二次エントリー外、上尾ハーフにも名前が無かったというのが謎ではあります。レガシーハーフをしっかり走れたことによる確定演出なのか、はたまた10月下旬あたりに故障してしまったのか、どちらとも取れる動きです。それこそ今週の川越ハーフで姿があるのか気になるところです。
一芸シックス – ③吉田 ①藤本 ④佐藤 ③増田 ④十文字 ①馬場(成瀬枠)
残り2枠です。 名称は…(以下略)
このグループになると、秀でた部分もあるが、外す理由にも心当たりがあるといった感じでしょうか。
個人的に、当日走っているイメージがつくのはギリギリここまで (20名) ですかね。
④佐藤 ③吉田
残り2枠。普通に行けば佐藤選手・吉田選手ですかね。彼らは出雲全日本の経験者であり、ガッツリ箱根駅伝で起用できるという路線でここまで育成してきていますので。
吉田選手は、上尾ハーフ69分18秒がメンバー入りに向けては痛手ではあったものの、急ピッチでアピールしなきゃいけなかっただけで、1月に合わせられるかという観点で見れば、普通は入るとは思っています。
先週の11/11日体大記録会で28分56秒ですからね。むしろ上尾ハーフのスタートラインにも立てましたよ、っていうのがすでにアピールポイントだと思っています。ここから回復しなければならないのは、先に挙げた63分台で走れた上尾ファイブ (あの、名称をもうちょっとどうにか……) も同じですから。あとは本当に、当日走れるのかっていう問題だと思います。
①藤本
うひゃー、アナタアナタ、めっちゃ惜しいところにいますね、アナタ。上尾で64分30秒、、、でも割と好条件でしたからね、どう見るかですね。
というか、9月の一関ハーフの時点では「1年目のハーフ初挑戦で70分01秒か、ヨシヨシ順調にトレーニングできているな。来年から頼むよ、肩ポンポン」みたいな感じだったところから(誰なんだよ)、よくぞここまで持ってきたなと思いますよ。
どうですかね、だいたい1年生の頃の小林選手くらいの力ですかね。今年入らなくても、来年度は三大駅伝エントリーに入ってくるでしょう。冬明けの立川ハーフなどで、もう1本続けてアピールできたらいいですよね。
このハーフ64分30秒(10000mなら29分20〜30秒)というのが、ひとまず箱根駅伝で入りの10kmを30分で走れる最低限のタイムかと思います。上尾ハーフの通過見ても、そうですね、確かにやっぱり10km30分06秒で通過しているようですね。
逆にこれ以降は、ハーフの距離でラップのアクセントをつけて走るっていうこと(いわゆる、攻めの走り)がまだ難しく、ペース走でもなんでもいい、区間順位も気にしなくていい、なんとか走り切ってくれというレベルになってしまうかと。
③増田 ④十文字
となると、彼ら二人は厳しいのですかね〜。ハーフ2回目とかでぽーんと63分・64分で走れちゃう後輩たちを見ると、うーん、泣く泣くですが、外れるのかな。
増田選手はもしも16人の中に入って集中練習(これは早稲田の呼び方ですが)を経験できれば、来年度「4年生にして初の三大駅伝!」と言われても納得できるところまで来ている気はしています。過去には小室選手とか、それこそ昨年の十文字選手枠ですかね。増田選手は、1500mで関東インカレ出たり、外枠回った5000mで14分06秒というのもあって、なんなら出雲2区のスピード枠でもいいわけですからね。
そして十文字選手。うーん、悩ましい。(いや、まぁ私が悩むことではないのですが笑)
卒業後は、ダイハツ女子チームのランニングコーチ(30km走とか引っ張るんだろうな)ですよね。本当に色々な経験を積んで巣立っていってほしいですよね。その色々な経験の最後に、「箱根出走」が入るのか、「箱根選ばれなかったけどサポートとして貢献したよ」が入ることになるのか。海外レースも経験しましたね。ダイハツの選手の出場する世界大会に帯同する際など役立つといいですよね。
あとはね、兼原選手。夏合宿の写真にいたし、柏崎マラソンのゲストハーフ出て、先週の日体大記録会10000mで最後の最後に自己ベスト。
色々想像すると、キーボードを打っていて、手汗がヤバいです。
①馬場
今のところ、いわゆるOB成瀬選手みたいな枠ですよね。5区希望というのを知れたことで、この土曜日で一気に選手像がハッキリしました。
写真見る感じだと、わりあい肩がロックされていて、腕もブンブン振っていて、登り良い感じじゃないですか?😄
1年目の宮下選手とも印象が被りますね。その時も、ほんの少し頭の片隅で16人に山枠で入るかなと考えましたが、名前ありませんでした。(まだ登り下りどっちが得意かまでは知りませんでした、確か山古志にいたのと、現地で見たときに太ももが擦れるくらい太かったので)
最近は、23.2km→20.8kmになったからでしょうか、山専用で1枠使うということもしなくなってきていますかね。もちろん “山の準備をしている人” はちゃんといるでしょうが、それは平地もある程度走れる上で。有事の際は、もうレギュラーで割と登り苦にしない人が代わりに走っちゃえ、みたいな。馬場選手はまだ大学でハーフはおろか10000mも走っていないので、まぁ普通に考えたら来年かな。
1年目入った成瀬選手・龍誠選手も、1年目外れた宮下選手も、10000mは走っていましたからね。(宮下選手は骨折だったとか、どっかで読んだ記憶もあるので、10000mが最低条件なのかはわかりませんが)
NEXTシックス – ①田中 ①久保田 ①濱中 ①倉本 ②藤宮 ②稲葉
これで夏以降のレース出られた子、全員名前出せたかな。抜け漏れあったらすみません。
なんか「鉄紺襷のせかい」っていうサイトがあってー、そこの【結果一覧】ページでー、過去のレース履歴調べられるんでー、非常に便利なんですよねー。(給食作れる級の手前味噌😧)
そこでざっと見る感じ、やっぱりこのあたりの選手が惜しいところにいるのかな。来年度はもっと名前を見ることになれればいいですね。わかりません、もしかしたら今めちゃくちゃスタミナフォルムに改造中で、入ってくるかもしれませんが。
もちろん石田選手も気になります。そして、このブログにも石田選手について検索された方が毎日のように訪問されるんですが。状況がわからないので、私はしばらくそっとしておくことにしました。(YouTubeの動画内でタイム取る係やってましたね!)忘れたわけではないよ~!というのだけ。。。
あ、思い出した。たむじょーさんの 東洋密着動画 見せてもらっていて思ったんですけど。田中選手のあの役割、なんですか? 最初引っ張り担当で、途中からいなくなるみたいな。
えっと、田中選手が3000mくらい引っ張って、残り2000mをまた他のスピード選手が引っ張ったら、例えば13分20秒くらいの人が一緒に練習しているみたいな感じになるってことですよね? 王者駒澤大学は毎日そんな状態ってわけですけど、ああやったら再現できるってことですよね?あの方式、めっちゃいいじゃないですか。普通なんですかね。
レギュラー組も助かって、ペーサーやるスピード型の子も英才教育できて、win-winな感じに見えましたけど。そういう感じじゃないのかな。
なんかシンボリルドルフの練習方法みたいでカッコいいじゃないですか!
(っていうむちゃくちゃ強い競走馬が昔いたらしいんです。まぁこれは、強すぎて練習パートナーが代わりバンコにならんといけんかったんよっていう逸話ですけどね。いやこれ誰に伝わるのよ……)
ということで、ここまでダーっとずっと書きっぱなしで、私のお昼休憩がなくなってしまうので、今日の御話はこのへんで。
川越ハーフが終わったら、12/11にエントリー発表か。その近辺になると、いよいよ区間予想で盛り上がる時期ですかね。どこかのタイミングで、1キロ毎の予想ラップまで書いたヤバめのやつ、一本お出しできればと思います。
それでは皆さま、健やかにね。ごきげんよう〜。
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P.S. 有難いことに最近特に数多くアクセス頂いています。もしかしたら「こんなこと書いてる奴がいるぞ」という笑い者としてなのかもしれませんが、まぁ人間いろんな方向から見たらみんな誰しも誰かの笑い者だと思うんです? だからそれでも良いじゃないか、と自身に言い聞かせることにします。小説書いても、YouTube作っても、閑古鳥。っていう時期も長かったんだから。見てもらえているだけヨシ。中にはちゃんと受け取ってくれている人もいるもの。一度でもブレークスルーが来たのなら、数こなしていけるようになりますから、一気に有利ですよ。今のうちに、文章どんどん上達していかないとね。
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こないだのやつ。東洋のこと書いてないけど、それでも1,100アクセス↓