作品概要

『駅伝むすめバンビ』は、鉄紺忍者による駅伝×青春×SFのスポーツ小説。
2018年6月より構想がスタートし、2023年7月から小説投稿サイトアルファポリスにて掲載中。

あらすじ

舞台は西暦2037年——。

ランナーの心理状態を読み取る『精霊石』を埋め込んだ最先端シューズ『フットギア』が普及し、駅伝界は新たな時代を迎えた。

『横浜みなと駅伝』の予選当日。

スタート直前、エリカから思いがけず声をかけられ、有頂天になる楓。

しかし、そこから運命の歯車が大きく動き出す。

「憧れだけじゃ、ダメなんだ……」

圧倒的な才能を持つエリカとの対決で、実力差を思い知らされる楓。

フットギアは、ランナーの心理状態が走りに影響をもたらす。
→ 使いこなすには、『心』が強くなければならない！

仲間との絆、駅伝のリアルな駆け引き、心理的安全性を学びながら成長していく楓とエリカのライバルストーリー。

『駅伝むすめバンビ』、いざ号砲！

▶️ 第1話『運命のライバル』を読む

↑過去に制作していたアニメ映像のワンシーンより引用（現在は非公開）

キャラクター紹介

用語解説

・精霊石 ・中継所（各中継所の名前） ・箱根女子駅伝 ・フットギア ・横浜みなと駅伝 ・予選会

駅伝むすめバンビを読むには？

→WEB上で無料公開中です！

アニメ第１話：『運命のライバル』

▶️ 第1話『運命のライバル』を読む

★ChatGPTによる要約★

🔹 舞台は横浜みなと駅伝・関東地区予選。
新設 アイリス女学院大学 の初出場をかけ、栗原楓 は 5000m のレースに臨もうとしていた。

🔹 しかし、楓の実力は未知数。
楓は陸上歴が浅く、レース経験も乏しい。そんな彼女の足元には、銀燭の精霊石を宿した「シルフィード」。
だが、彼女はこのフットギアを 意図せず手に入れた だけで、完全に使いこなせているわけではなかった。

🔹 「憧れの人」との邂逅。
同じレースには、大学駅伝界のトップランナー・神宮寺エリカ（ジャスミン大学） が出場していた。
スタート前、楓は偶然エリカと言葉を交わし、そのカリスマ性に圧倒される。

🔹 レースの展開。
前半、楓は周囲のペースに飲み込まれ 位置取りに失敗。肘打ちを受ける場面もあり、経験不足を露呈する。
しかし、後方から猛追するエリカが 「ここに来なさい！」 とアドバイスを送ると、楓のフットギアが共鳴し、驚くほどスムーズに加速する。

「憧れの力」——。
楓は エリカを追いかけるうちに、今まで感じたことのない走りの感覚 を得る。
この瞬間だけ、楓はまるで別人のような走りを見せ、ついにはエリカと肩を並べる。

🔹 「スパートっていうのは、こうやるんだよ！」
しかし、並んだことに満足しかけた楓を、エリカは一喝。
彼女は 圧倒的なスパートを見せつけ、楓を突き放した。

🔹 「天使の翼」
エリカのスパートは、まるで 背中に翼を生やしたかのよう に映る。楓はその姿に見惚れながらも、思わず追おうとする。
だがその瞬間—— 楓のフットギアがセーフティーブレーキを作動させる。

🔹 敗北、そして疑念。
結果、楓は 16分38秒で2着。
エリカには 50秒の大差をつけられた。
だが、楓の中に残ったのは 敗北の悔しさ以上の違和感。
——「私の走りは、本当に私のものだったのか？」

🔹 「一瞬の煌めきは、再現性のある強さには到底及ばない。」
レース後、エリカは楓に問いかける。
「あれはあなたの走りだったの？ それとも、シルフィードに操られていたの？」
楓には、答えられなかった。

🔹 「あなたが精霊石に込めた願いは？」
楓は震えながらも、こう答える。
「どんな時でも動じない、強い人になりたい……」

エリカは静かに言う。
「だったら、その願いに向き合わなければ、フットギアは履きこなせない。」

そして楓は、エリカの願いを尋ねる。
「私は、止まってしまった物語を、再び動かしたいの。」

🔹 「憧れだけじゃ、ダメなんだ……」
楓は立ち尽くしながら思う。
シルフィードが走っていたのか、自分が走っていたのか——。
この答えを出すまで、前には進めない。

第1話、完。

エピソード一覧

第２章　再戦！楓vsエリカ（６月）

「横浜みなと駅伝」予選会の数日後、栗原楓は、神宮寺エリカと走った際の不思議な感覚がどうしても忘れられず、あろうことかエリカのいるジャスミン大学へ道場破りに向かう。その一方で、エリカは楓のことについてとある人物に物申したいようで……？

エピソード一覧

第３章　長野・女神湖合宿（７月）

前期試験が終わり、学生たちは夏休みに入った。アイリス女学院大学の駅伝部は、長野県の女神湖を拠点に夏合宿を計画していたが、早くもトラブル続き。道中で迷子になっていた 黒田涼子 との出会いをきっかけに、夏合宿は思わぬ方向に転がり始める。

エピソード一覧

第４章　練習試合アイリスvsデルフィ（７月）

デルフィ大学駅伝部との練習試合がいよいよスタート。アイリスは１区で幸先よく滑り出すも、中盤区間では東海地区３年連続１位通過校の実力に苦戦を強いられてしまう。勝負は 栗原楓 vs 黒田涼子 のアンカー対決までもつれ込むが、レースは意外な結末を迎えることに。

エピソード一覧

第５章　エースの条件（８月）

「私、５区を走りたいです」長野合宿後半のある日のミーティング中、アイリス駅伝部に衝撃が走った。栗原楓の突然の宣言に、立花監督は１年生の楓にエース区間５区は「まだ早い」という判断だったが、チーム内競争を促そうと、10000mの記録会で現エースの４年生・二神蓮李（ふたがみれんり）に勝てたら起用を考えるという条件を出すのだった。

エピソード一覧

第６章　岐阜・御嶽山合宿（８月）

お盆の帰省期間が明け、合宿地が岐阜の御嶽山に移ってからも、栗原楓の右足のリハビリは続いていた。その頃、副キャプテンを務める２年生の池田朝陽（いけだ あさひ）は、立花監督が臨時コーチとして招いた望月から目をつけられ、パワハラ同然の徹底指導を受ける羽目に。しかしそれは、アイリス駅伝部最大の弱点であった「蓮李キャプテン頼みのチーム」脱却への第一歩で……？

エピソード一覧

第７章　白薔薇と黒薔薇（９月）

「蓮李、アンタは戦いから逃げた負け犬だ！！」大学生最高峰のレースである日本インカレに出場した二神蓮李は、ローズ大学の４年生・姫路薫（ひめじ かおる）から辛辣な言葉を投げかけられる。二人の過去に一体何があったのか。誰もが気になる、しかしとても聞くことができない沈黙をただ一人破ったのは、副キャプテンの朝陽だった。「あの日から、今日でちょうど３年——」蓮李キャプテンの口からついに真実が語られる。

エピソード一覧

第８章　結実の秋（９月）

（執筆中）横浜みなと駅伝への準備が着々と整っていく様子を12話分程度で書く予定です。

第９章　激戦！みなと駅伝（10月）

（執筆中）横浜みなと駅伝１区・２区・３区・４区の様子を書く予定です。

第10章　決着！みなと駅伝（10月）

（執筆中）横浜みなと駅伝エース５区・６区・アンカー７区・閉会パーティーの様子を書く予定です。

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ブログ版

第０章　出会いの春（４月）

2022年末に小説新人賞へ投稿した『駅伝むすめバンビ』のエピソード０にあたる話です。アルファポリス版で端折っている楓の駅伝部入部秘話など。英語・フランス語訳にも挑戦。
※けっこう昔に書いたものなので読みづらいです。基本的にはアルファポリス版をお読みいただくことをオススメします。

プロローグ
第１話： 残花のランウェイ
第２話： みなとみらい漂流記
第３話： 嵐を呼ぶシンデレラ条約
第４話： 若姫駅伝
第５話： 泥まみれの王子様
第６話： チャンスは一瞬

プロローグから読む・エピソード一覧＜ブログ内＞





ここから下、古いバージョン↓↓↓

★登場人物

アイリス女学院大学（神奈川県 横浜市）
・二神　 蓮李　 ④ キャプテン エース
・歌川　 茉莉　 ④
・池田　 朝姫　 ② 副キャプテン
・小泉　 柚希　 ②
・二神　 心枝　 ②
・安藤　 ヘレナ ①
・栗原　 楓　　 ① 主人公
・柊木　 成実　 ① マネージャー

ローズ大学（福岡県 北九州市）
・松永　 悠未　 ④ キャプテン エース
・姫路　 薫　　 ④ 副キャプテン　
・郡司　 智香　 ④ マネージャー
・佐伯　 日菜　 ④
・桜井　 ひまり ④
・松浦　 花音　 ③
・五十嵐 唯　　 ②
・歌川　 瑠莉　 ①

ジャスミン大学（東京都 世田谷区）
・神宮寺 エリカ ③ キャプテン エース
・藤井　 実咲　 ③ 副キャプテン
・井上　 美幸　 ④
・北崎　 心　　 ②
・月澤　 奈波　 ②
・又吉　 綾　　 ②
・松元　 奏乃　 ②
・洋見　 伊織　 ①

デイジー大学（埼玉県 坂戸市）
・三浦　 琴美　 ④ キャプテン エース
・三浦　 珠美　 ④ 副キャプテン
・中村　 渚　　 ③
・岩田　 菜月　 ③
・花本　 真央　 ①

デルフィ大学（三重県 津市）
・黒田　 涼子　 ③ エース
・阪野　 千尋　 ③
・緑川　 万里　 ③
・磯村　 佳奈未 ④
・西出　 玲奈　 ①

★相関図

★アイリス駅伝部メンバー

★用語集

★YouTube

キャラクターデザイン：ワザクラ

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