ごきげんよう、鉄紺忍者です。
先ほど午後16時10分ごろ関東学連より、
第99回箱根駅伝(2023年1月2日・3日)に向けて、区間エントリーが発表されました。
まだ当日朝に補員登録選手との入れ替えが可能ですが、現時点での東洋大学の区間エントリーについてコメントをしていきたいとおもいます。
予想タイムも出しましたので当日も見比べながら楽しめるように書ければと思っています。ファンの気持ちはまわりまわって選手にもきっと届きますので、ぜひ前向きに応援していきましょうね!
1区・児玉悠輔(4年)
ここは鉄板ですね。二年生から主力として頑張ってきたスターターとしての経験値で、四年間の集大成となればいいなと思います。
タイムは集団のペースにもよるのでなんとも言えませんが、ハイペースを予想しておきます。
今年は特に、去年あったような世界陸上等のターゲットタイムを目指したレースがなかった(ですよね?)ことで、どのチームもハーフの距離に万全で挑んでくるかと思います。
1区ハイペースを作れる選手として警戒していた、順天堂の三浦選手、中央の吉居大和選手がどちらも補員に入っています。この二人が1区に来るか、2区に来るかで、かなりペースは変わってくると思います。
予想タイム:62分00秒
14:10 – 28:30 – 43:20 – 58:00 – 62:00
前回タイム:62分07秒(児玉選手3年時)
14:07 – 28:29- 43:17 – 58:09 – 62:07
※独自計測のため参考程度にご覧ください
2区・石田洸介(2年)
よかった。記事等で2区希望のコメントも出ていた石田選手が順当にエントリーされました。
個人的にも、たとえ松山選手不在という状況でも、卒業してしまう4年生よりかは、将来性を考え、チームに残る&松山選手より学年が下の選手に任せたい考え(=松山選手卒業後の2区候補を育成しておきたい)でしたので、今のところその通りになりそうで安心しました。
考えてもみれば、今年の大学駅伝で今のところ皆勤なのが児玉選手・石田選手・前田選手で、今季トラックでも10000mで28分39秒をマークしているということで、ロード・トラックともに高いレベル安定していたのは石田選手でしたね。あとは本当に、他校の選手との競り合いで勝っていけるかどうかですね。
タイムのほうは、酒井監督が目標を「68分30秒」とかなり慎重な言及をしていたのが少し気になっていましたが、プレッシャーをかけないようにする意味もあったかもしれません。
そうだとしても、石田選手は去年度よりもしっかり練習が積めたという話でしたので、設楽啓太選手が2年時にマークした68分04秒に近いタイムあたりは狙えるのではないかと思っていますが、どうなるでしょうか。
全日本2区で少し突っ込んでいくのを躊躇ってしまった部分もあったようですので、もちろん今後はそこを克服できるのが一番ですが、仮に全日本と同じくらいの29分フラットくらいで10キロを通過するなら、下記のような予想タイムを考えています。
予想タイム:68分10秒
14:20 – 29:00 – 44:05 – 58:45 – 68:10
予想タイム:67分40秒
14:15 – 28:40 – 43:40 – 58:15 – 67:40
前回タイム:67分02秒(松山選手2年時)
14:33 – 28:41- 43:26 – 57:58 – 67:02
※独自計測のため参考程度にご覧ください
3区・小林亮太(2年)
3区は今年度トラックのスピードも、ハーフマラソンの実績も積んできた小林選手が入りました。
酒井監督から、熊崎選手と小林選手が好調という話も出ていましたので楽しみですが、東洋の3区はあまりデビュー戦の選手が走ることはないので、もしかすると補員メンバーとの入れ替えがあるかもしれません。もし出走できれば、次の4区の柏選手と豊川高校リレーが実現する可能性が出てきますね。
3区は序盤の10キロが下り基調ですので、10000mの自己ベストは29分27秒ですが、それよりも速い29分フラットくらいで怯まず入れれば、3区でひとつ基準となる63分30秒あたりも視野に入ってくるでしょうか。
予想タイム:63分45秒
14:30 – 29:10 – 44:15 – 59:30 – 63:45
前回タイム:62分46秒(佐藤選手2年時)
14:11 – 28:46- 43:46 – 58:43 – 62:46
※独自計測のため参考程度にご覧ください
4区・柏優吾(4年)
4区は柏選手でしたね。当ブログでも柏選手の4区は適性があるのではという話は書いていました。
3年時に出雲駅伝6区を走った時点では、若干下りの方が得意かな〜と思っていましたが、11月の全日本大学駅伝8区では、後半の登りを3年時宮下選手と同じタイムでクリアしていたという話を書きましたね。全日本8区と箱根4区は、序盤に意外と下りがあって抑えすぎてもよくないところや、終盤に登りが待っているところなど、コースの特徴が少し似ています。
記事では、本人はマラソンの経験を生かして23キロのロング区間を希望しているようでしたが、4区というコースは、序盤に海沿いの暖かいコースを走るのに対して、小田原で角を曲がってからは箱根山の冷たい風が吹き、さらに終盤には昔は5区山登りの区間に含まれていた登り坂が待っているという、20.9キロの字面以上にコンディション面でタフなコースですので、今後様々なマラソンで戦っていくであろう柏選手には、4区は素晴らしい経験になるのではないかと思います。
予想タイム:62分00秒
14:35 – 29:25 – 44:15 – 59:00 – 62:00
前回タイム:64分17秒(木本選手3年時)
14:35 – 29:37- 45:10 – 60:58 – 64:17
※独自計測のため参考程度にご覧ください
5区・前田義弘(4年)
5区山登りは、まさかの前田選手でした。
箱根駅伝春夏秋冬後編の映像で、練習している集団には入らず周りを鼓舞しているシーンがありましたが、あれはスピード練習ではなく山練習をしていたからなのでしょうか。真相はまだ当日になるまでわかりません。
キャプテンの5区というと、柏原選手(2009-2012)はもちろん、設楽啓太選手(2014)、橋本選手(2017)、宮下選手(2022)など、強い責任感で今まで担ってきてくれていますね。
箱根8区や、全日本4区など登りのあるコースでもしっかりこれまで走ってきていますので、前田選手が山を走ることになれば、負担はかけてしまいますが、頑張ってほしいところです。
予想タイム:71分40秒
15:40 – 34:10 – 53:30 – 69:00 – 71:40
前回タイム:72分22秒(宮下選手4年時)
15:57 – 34:26- 53:49 – 69:35 – 72:22
※独自計測のため参考程度にご覧ください
6区・西村真周(1年)
6区は西村選手。学連1万メートル記録挑戦会では28分台を出そうと果敢に先頭でレースを進めるなど、ガッツのありそうな選手です。
6区経験者の九嶋選手が既に9区でエントリーに入っていますので、西村選手はそのまま走るだろうなと思っています。うまくハマれば4年間山下りを任せたいですね。
予想タイム:59分30秒
16:20 – 29:40 – 43:00 – 57:10 – 59:30
(16:20 – 29:35 – 42:50 – 56:50 – 59:05)
前回タイム:59分19秒(九嶋選手2年時)
16:36 – 29:57- 43:12 – 57:18 – 59:19
※独自計測のため参考程度にご覧ください
7区・熊崎貴哉(3年)
7区は熊崎選手でした。
三大駅伝ではここまで出番がありませんでしたが、11月末の川越ハーフでも好調を維持している様子を見せてくれましたので、デビュー戦を楽しみにしたいと思います。
7区というコースは、序盤に下りがあり、中盤は意外と上りがあって(タイム計測している感じここが厄介ですね)、ラスト3キロはまた下りがあるので、一般的には、ある程度飛ばしたほうがタイムが伸びると言われています。
熊崎選手も、今年トラック1万mで28分36秒の今年度の東洋大学トップのタイムをマークして自信をつけているかと思いますので、怯まず速いペースで突っ込んでいってくれると63分前半から62分台も見えてくるのではないかと思っています。いずれにせよ、スピードが生かそうな区間に配置されて良かったと思っています。
予想タイム:63分10秒
14:20 – 29:00 – 44:15 – 59:15 – 63:10
前回タイム:64分13秒(梅崎選手1年時)
15:05 – 30:14- 45:22 – 60:21 – 64:13
※独自計測のため参考程度にご覧ください
8区・網本佳悟(1年)
8区は網本選手がエントリー。1年生ながら今年ハーフマラソンを3本も走っているタフな選手で、将来の復路のエース的な立ち位置になっていくのではないかと思っています。
歴代の東洋大学の選手では、それこそ今年のキャプテンである前田選手が、1年時に8区を走り、その後主力選手へと成長しています。
8区の難所・遊行寺坂の登りへの適性は正直なところまだわかりませんが、トラックの1万mでも29分03秒で走れていますので、10キロ通過は30分では入れるのではないかと思います。そうなってくると、極端に上りで苦戦さえしなければ、最低でも66分前後では走れそうな感じはあります。
補員には、登りに強い木本選手や、4年生になってここに来て本領発揮してきた荒生選手などがいますので、もしかしたら区間変更もあるかもしれません。
予想タイム:66分00秒
14:45 – 30:00 – 45:30 – 61:30 – 66:00
前回タイム:65分04秒(蝦夷森選手4年時)
14:43 – 29:53- 44:57 – 60:47 – 65:04
※独自計測のため参考程度にご覧ください
9区・九嶋恵舜(3年)
九嶋選手、9区ですか!
6区の急な下り坂では、同じように下りが得意な選手の中に埋もれてなかなか強みが生かせていなかった印象でしたが、6区ほどではないにせよ下り坂が特徴の9区コンバートは面白そうですね。
一応過去には、91回大会(2015)に6区8位で走った高橋選手が、翌92回大会(2016)で9区5位と好走したことがあります。
ハーフマラソンのベストが1時間9分台で、ちょっと23キロ区間でどんな走りを見せるのかまだ想像がついていませんが、過去にはハーフでなかなかベストが伸びていなかった野村選手や大澤選手がしっかり走れていましたので(野村選手は区間賞!)、その例に続けるといいですね。
序盤に、得意の下りでリズムを作って、今季28分45秒まで伸ばしてきた1万メートルの記録も自信に変えて頑張ってほしいと思います。
予想タイム:69分20秒
14:35 – 29:40 – 44:20 – 59:35 – 69:20
前回タイム:68分59秒(前田選手3年時)
14:17 – 29:09- 43:55 – 59:21 – 68:59
※独自計測のため参考程度にご覧ください
10区・清野太雅(4年)
10区は、安定の清野選手でした。前回まで二年連続で10区を走っており、ここまで来ると名前があるだけで安心感が湧いてきます。
普段の取り組みや、レースでの勝負強さを後輩たちもちゃんと見ていると思います。4年生として、最後の箱根駅伝で悔いなく走ってほしいと思います。
予想タイム:69分20秒
14:55 – 29:50 – 45:00 – 60:15 – 69:20
前回タイム:68分50秒(清野選手3年時)
14:55 – 29:46- 44:51 – 59:54 – 68:50
※独自計測のため参考程度にご覧ください
補員・荒生実慧(4年)
もし走るとしたら8区あたりでしょうか。
1年生の頃には、ハーフ初挑戦だった世田谷246ハーフで起伏のあるコースをいきなり66分台まとめていたり、その年度の冬にはこれまた起伏のある奥球磨ロードにも挑戦してしっかり走っていたりと、ハーフと登りへの適性を感じます。
ウェブ上で見られる選手名鑑によれば、本人も8区希望とのことですので、ぜひ希望の区間で4年間の集大成を見せてほしいと思います。
補員・木本大地(4年)
登りに強い木本選手は、走るとしたら5区か8区でしょうか。前回は4区17位という結果にはなりましたが、決してそれっきりではなく、酒井監督は関東インカレのハーフ、全日本選考会など積極的に起用しており、最後の箱根駅伝でリベンジさせる考えだと思います。
過去には、同じく4区で急遽の出走になり強風の中で悔しい結果となってしまった淀川選手を、酒井監督は最後の箱根駅伝でアンカーとして起用し、二年越しに挽回のチャンスがめぐってきたことがありました。淀川選手は3位争いを確実にものにして、のちに11年連続まで続く「3位以内」に貢献しています。
前回大会では、デビュー戦でいきなり往路の4区ということで、順位変動も多く、何が何だかわからないまま終わってしまったところもあったと思いますが、復路8区で4年生らしい安定した走りを見せてくれるか、あるいは5区の秘密兵器として登りの強さを発揮してくれるか、楽しみにしたいと思います。
8区予想タイム:65分00秒
14:40 – 29:45 – 45:00 – 60:40 – 65:00
前回タイム:65分04秒(蝦夷森選手4年時)
14:43 – 29:53- 44:57 – 60:47 – 65:04
※独自計測のため参考程度にご覧ください
補員・佐藤真優(3年)
佐藤選手は、前回走った3区、もしくはオールラウンダー的に5区を任されるかもしれません。当ブログでは秋シーズンの調子的にどうかなと考えていたところもあったのですが、貴重な往路の経験者ですし、29日のオーダーを見た感じではやっぱり往路に入ってくるのかなと思います。
どことなく走りの雰囲気がOBの山本修二選手に似ているなと思っています。(性格のほうは……わかりません!笑)
もうひとつの箱根駅伝2018によれば、修二選手はもともと3年時は山登り5区の予定だったということなので、もし佐藤選手が5区を走るのであれば、修二選手が走ったらこんな感じだっただろうなというふうにも楽しめると思います。
佐藤選手は前回3区で後半に驚異的な粘りを見せていますので、5区のキツいところでも頑張ってくれそうです。
補員・十文字優一(3年)
十文字選手は、学連1万メートル記録会で、先頭を引っ張る西村選手を任せきりにせず自分も前に出ようとした選手です。
もともとハーフタイプかなと思っていましたが、今季はトラックの自己ベストも10000m29分51秒から一気に29分13秒まで伸ばしてきました。
毎月のようにコンスタントに試合に出られていることから見るに、怪我も少なくコツコツと練習を積み上げてこられているのだと思います。ウェブ上で見られる選手名鑑によれば、7区希望とのことですので、今季ハーフでもトラックでも自己ベストを更新してきたところを自信に頑張ってほしいと思います。
補員・村上太一(3年)
ほお、村上選手が補員に入っていますね!
復路の7区・8区・9区・10区であれば、どこでも行けそうな感じはします。そのため当ブログでも、補員に入ると予想していました(名前の背景の色が微妙に濃くなっているのがそうです)
学連1万メートル記録会が29分42秒と、そこまで強烈にはアピールできなかったことで、現状は10人に入るか本当に絶妙にギリギリなところですが、
全日本大学駅伝では、彼の力があって8位を確保できましたので、もし出走することになれば重要なポイントでいぶし銀の走りを見せてくれることを期待したいと思います。
補員・梅崎蓮(2年)
梅崎選手はおそらく往路の候補で、順当にいけばこの並びなら3区だと思っています。
2年生の時の吉川選手のような走りで、自己ベストよりも速いペースで10キロを入っても怯むことなく、ロードの強さを発揮して走ってほしいと思います。
梅崎選手が全日本で走った7区17.6kmは、比較的フラットなコースでした。キツくなるはずの15キロ以降も3分を切るペースで押していけていたようなので、
12キロで国道134号線、湘南海岸に出てからは全日本の時に見せてくれたような15キロ以降も落ちないような走りを期待したいと思います。
ちなみに、仮に石田選手→梅崎選手という並びになれば、1年生の時に全日本4区→5区でタスキリレーをした時の再現となりますね。この時は区間賞→区間4位と、ルーキーながら二人とも大活躍でした。
前年の松山選手→佐藤選手のタスキリレーのように、今後東洋を引っ張っていく二人で2区3区を繋げたらいいですね。
東洋大学記録は、2014年90回大会で設楽悠太選手がマークした62分13秒ですので、そこへのチャレンジも期待しています。
全日本では区間7位でしたので、3区であればそれ以上の区間順位を目指して頑張ってほしいです。
3区予想タイム:62分15秒
14:15 – 28:40 – 43:20 – 58:00 – 62:15
前回タイム:62分46秒(佐藤選手2年時)
14:11 – 28:46- 43:46 – 58:43 – 62:46
※独自計測のため参考程度にご覧ください
9区予想タイム:68分35秒
14:30 – 29:15 – 43:55 – 59:00 – 68:35
前回の中央大・湯浅選手(2年)のイメージで!
湯浅選手とは全日本7区で直接対決しています!
前回タイム:68分59秒(前田選手3年時)
14:17 – 29:09- 43:55 – 59:21 – 68:59
※独自計測のため参考程度にご覧ください
このブログを読んでくれている皆様と、2023年も楽しく東洋大学を応援できれば嬉しいです。
長いので、無理して一気に読まなくても、お餅みたいに2、3個ずつゆっくり読んでくれればいいかなとおもいます(?)
ここまで読んでいただきありがとうございました〜!
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