2区(5.8km)
【出雲市役所・JAしまね前】→【斐川直江(ひかわなおえ)】
出雲駅伝での東洋大学のエピソードを、コース画像をまじえながら紹介していきます。
今回は2区の紹介です!
選手目線でコースを確認するにはこちら↓↓↓
★東洋大学・出雲駅伝2区・歴代
09年 山本憲二② 16:40 区間6位
10年 設楽悠太① 16:55 区間2位
11年 川上遼平④ 16:16 区間3位
12年 市川孝徳④ 17:11 区間6位
13年 服部弾馬① 17:00 区間6位
14年 口町亮 ② ※中止
15年 服部勇馬④ 16:03 区間3位
16年 中村駆 ① 17:34 区間9位
17年 相澤晃 ② 16:23 区間6位
18年 西山和弥② 16:54 区間6位
19年 大澤駿 ③ 16:20 区間2位
21年 奥山輝 ② 16:47 区間9位
まず歴代の出雲駅伝2区を走った選手達を見てみますと、スピードが武器の選手や、期待の下級生などが多く起用されてきたようです。
一般的に、出雲駅伝のコースの中で距離の短い2区・4区・5区は繋ぎ区間と呼ばれていますが、差がつきやすい区間とも言えるため、どの区間も決して軽視できません。
★2区 スタート
2区は、JAしまね出雲地区本部前からスタートです。
★2区 序盤
このあたり、テレビ中継では大混戦の1区→2区のタスキリレーを映している頃ですので、あまり馴染みのない景色かもしれません。
★2区 中盤
2区といえば、神立橋(かんだちばし)。
全国から集まった神々が各地へと帰っていく橋として有名です。
2011年は、
東洋大・川上遼平選手(当時4年・仙台育英高出身)
明治大・鎧坂哲哉選手(当時4年・世羅高出身)
が並走してトップの早稲田大を追いかけるシーンがありました。
高校時代から活躍してきた選手同士の夢の共演でしたね。
東洋ファンあるある:2011年出雲駅伝が大好き
この映像のように、橋の終わり際に「中間点」の旗が設置されます。
橋を通り過ぎると、2区にもS字カーブがあります。
バイクカメラがこのあたりでよく後続のランナーの様子を映しています。
2013年には、服部兄弟の弟・服部弾馬選手(当時1年)がこの2区で大学駅伝デビュー。
この時は区間6位という結果になり、高校時代からのライバルである駒澤大・中谷圭佑選手(当時1年)に差を広げられてしまう展開となってしまいます。
しかし、次の全日本大学駅伝を欠場して『ピッチ走法』へのフォーム改造に取り組んだことで、安定感のあるフォームを手に入れ、その次の箱根駅伝では7区区間賞を獲得し総合優勝に貢献しました。
2015年はキャプテンでエース、服部兄弟の兄・服部勇馬選手(当時4年)を
この一番短い2区に起用した時はかなり驚きました。
翌年の箱根駅伝後に東京マラソン出場を表明しており、マラソンを見据えたトレーニングをじっくり積んだ夏合宿明けで、秋は少し調子を落としていたということもありました。
それでも、12位で襷を受け取ると同じ4年生の中央学院大・潰滝選手と協力してグングン順位を上げていったのはさすがでしたね。
2019年出雲駅伝の大会前ムービー(MGC2位直後)にそのシーンが少し採用されていました。
2区 終盤
S字カーブを過ぎた後は、時折横風を受けながら、フラットでほぼ直線のコースが続きます。
ここでは2009年、山本憲二選手(当時2年)の走りが印象的です。
同期・柏原選手から2位で貰うと、初出場ながら堂々たる走りでトップに立ちました。
箱根駅伝初優勝の直後で、東洋大学の注目度が一気に上がったタイミングでしたが、山の神以外にも俺がいるぞ!という気迫が伝わってくるような走りでした。
では最後に、その山本憲二選手の大学駅伝デビュー戦の様子をどうぞ↓↓↓
というわけで、いかがでしたでしょうか。
次回は、各校のエースランナーが集う3区(8.5km)でのエピソードを振り返っていきます!!!
お楽しみに。
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